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2024.05.21

 午後に会議があって外出し、会議後にそのまま退勤した。子どもたちのお迎えまでの隙間時間で、やっと文フリ当日の記事を投稿できた。

 旧Twitter「X」で、大規模化した文学フリマ東京について各々のお気持ちが弊TL上になだれ込んできている。文フリというイベントを「頒布の機会をくれる場所」くらいにしか思っておらず、運営をこうすべきだという強い意見は、私自身にはない。ただ、いつ退く(のく)か分からない、(もしかしたら30秒後には退くかもしれない)「自ブース前に立ちはだかる隣接ブースに用事のある人」をどのタイミングで通報すればいいのか、判断に困った結果通報できなかった、というのは記しておきたい。

 困りながら「混雑が予想されるサークルだけでひとかたまりになっててくんねぇかな」という乱暴な考えが浮かんだが、そうするとその一角だけ人が流れずトラブルも余計に起こりそうだと、割とすぐに思い直した。「混雑しそうなサークル」と「閑古鳥になりそうなサークル」を隣接させるのは、場の人の往来のために仕方ないことなのかもしれない。私が運営なら「会場全体に人が流れるように」そうする。
 私のような無名個人サークルは「尊い犠牲」であり、運営側も「困ったらすぐ言ってね!」とフォームまで作って手を差し伸べる体は示しているけど、本心は「いやぁまぁ文句言われるから仕方なくフォーム作ったけどね」程度にしか思ってないかもしれない。だって配置を考えてるの自体運営なわけだし。参加申込時に任意ではあるけど執筆者の名前記入できるよね。そこで複数名サークルだとわかればそれぞれに知り合いがいて混雑が予想されるとか、多少の予測はつくんじゃない? 本当にトラブル回避したいなら、無名サークルに本気で寄り添うなら、配置から考えるよね?

「……これ以上はいけない。笑」

 ブースで店番しながら考えていて、なんだか分からないけど面白くなってしまって、なんなら今でも思い返して面白くなっている。

 私はイベントの企画運営には携わったことがないので、実際どうやってあの配置が決まっているのか等のイベントの事情は分からない。サークル配置についてはもしかしたらなんの思惑もなくて、最低限の人の手しか入れずあとはランダムに配置しているかもしれない。なので、こんな悪意とまではいかないけど大人の事情があるかもという疑念は、歳を重ねて純粋さを失くした私の心から生まれた幻かもしれない。

 こういう話をしていると、文句があるなら出るな、自分でイベントを企画運営して開催しろ、と思われるかもしれない。半分くらい「そうだよね」と思う。もう半分は「その言葉に甘えられる雰囲気は作っちゃいけないよ」という釘差しの意味で「ちがくない?」と思っておきたい。
 私自身としては、文フリ以外でも多くのイベントでこの現象に出くわしているので慣れているし(毎回怒ってるけど。妨害者本人とそれをヘラヘラ笑って許してるサークルにね)、いろいろ出てみたイベントの中でなんだかんだ流通センターでの文フリ東京が一番楽しめているので、次からはビッグサイトに会場は移るけれども、これからも文フリ東京のお世話になるんだろうなと思っている。

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