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2024.03.28

 息子の熱は相変わらずだったが、夫が休みだったので出勤した。私が休んでいる間に何かが起きていたらしいが具体的な情報はもらえていないままだったので、少々不安な出勤であった。

 職場に着いてからは、とりあえず新人職員にひっついて手当たり次第に気づいたことを伝えた。順序立てて教えようにもやることすべてが教えなければならない事柄なので目の前のことを伝えざるを得なかった。今日のところは目立って「オイオイ……」と思わされる場面はなかったが、1点だけ気になることがあった。

 昼休みに新人職員が私ではない若い職員と話しているときに、現金払いをする際、すぐに紙幣で支払いをしてしまうがために財布に小銭がたまりがちだと話していた。相手の若い職員の方も、「わかる」とのこと。
 手元には、私が立て替えたお金の返金300円(10円玉10枚を含む)。いや、細かくてもいいか聞かれて私が「いいよ」と答えたのだけれども。
 申し訳ないが傍で聞いていて「なんか頭の悪い会話してる……?」と思ってしまった。
 小銭の計算が面倒(時間がかかるなどの事情もあるかもしれない)で紙幣を出して、財布が小銭でパンパン……という現象を、目の当たりにしたことはある。しかしそれは友人や職員同士の関係の中ではない。
 利用者(特に知的障害のある方)によく起きている現象だ。
 どれだけ財布がギチギチパンパンなのかはちゃんと見ていないので分からないが、場合によっては対応の仕方を考えなければならないかもしれない、という一抹の不安を覚えた。ただのものぐさならいいのだが……。

 午後、私が休んでいる間の様子を直の上司から聞いた。(常勤に昇格の上)継続が決まった非常勤の若者が、またやらかしたらしい。ついに法人内部理事を怒らせ、その理事が勢いで作った怒りの新人研修資料を見せられた。この理事、私にとっては「対人の仕事するにはなんか鈍感な人だけど、その分人にも寛大だよね」という印象の人だったので、その人を怒らせたってことはよっぽどやらかしたんだな、と見ている。いや、経緯を聞いて「丸1年勤めててそれはないだろ」と私も思ったが。
 この若者がどれだけ叱られたかまでは聞いていないが、これまで何を注意してもニコニコのんびりした態度だったので、ちゃんと理解してくれているのか分からないままだった。今回もそれだったらそりゃあ理事も怒るなと、なんとなく理解できてしまった。

 なんかもう、1周回って「さぁさぁ面白くなってまいりました!!」という感情すら湧いてくる。明日はまた息子の看病で仕事を休むことになるので、私も私で新人研修資料作りを頑張ろうと思う。

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