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パミール、パミール

・・・・・・・先鋭な屈曲、岩水の錦に舞踏する雷鳴-夜明けへと授乳の典雅ないとなみ そのおだやかな鱗に触れて剥落していくのは潮騒と婚姻だろうか 石に刻む、岩に刻む だがどこに石がありどこに岩があるのか 捧げものたちよ 書字に映じるとしても異様な線条の重なりばかり 浮流するいくつもの山巓からは、-高価な光と、そして護身-茜の愉悦、普天の精錬はただしきりな夢の飛行として刻印されていくのだ 踊ろう 夏の繭 火炎樹とともに炎の密を採取して 壺を抱いて跳躍だ 跳躍! 深く青空へと揺曳されながら くるぶしをさらう風韻の唾液 装束には肉の果実をほころばせ 習俗の顔料を塗りつけたままで くくられてはためく布、それは祈り 吹き去る砂、それも祈る パミール! なぜ僕は青空ではないのか なぜ僕は罰として ここに記されているのか 跳ねて散り高原の色素へと許されるか 砂暦から種苗、種苗から旅都の瞳へと・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

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