サピックス:4年生:夏期講習5日目:算数のメモ
規則性:等差数列と階差数列
1. 等差数列
1.1 定義
等差数列とは、隣り合う項の差が一定の数列のこと。
1.2 一般項の求め方
基準は先頭(初項)
n番目の項 = 初項 + (n-1) × 公差
例:
初項 2、公差 3 の場合
10番目 = 2 + (10-1) × 3 = 29
20番目 = 2 + (20-1) × 3 = 59
1.3 特定の項の位置を求める方法
例:77は何番目か
77 - 2 (初項) = 75
75 ÷ 3 (公差) = 25
25 + 1 = 26番目
1.4 等差数列の和
公式:(初項 + 末項) × 項数 ÷ 2
例:2から29までの10項の和
(2 + 29) × 10 ÷ 2 = 155
2. 階差数列
2.1 定義
各項が1から自身の番号までの整数の和となる数列。
2.2 一般項
n番目の項 = 1 + 2 + 3 + ... + n = n(n+1)/2
例:
20番目 = 20 × 21 ÷ 2 = 210
30番目 = 30 × 31 ÷ 2 = 465
2.3 逆算問題
与えられた数が何番目の項かを求める。
方法1:公式を使用
n(n+1)/2 = 与えられた数
n^2 + n = 2 × 与えられた数
方法2:平方数に近い数を探す
例:820は何番目か
820 × 2 = 1640
40^2 = 1600、41^2 = 1681
40 × 41 = 1640
よって、40番目
3. 図形の重なり
3.1 長方形以外の図形
同じ傾きで重ねる場合、元の図形を含む最小の長方形を考える
正三角形の場合:三角形を含む最小の長方形で考える
四角形の場合:四角形を含む最小の長方形で考える
3.2 相似の活用
図形の重なりを考える際、相似を使うことで効率的に解けることがある。