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(検証9)一般質問のあり方・・・答弁のあり方は?

【ブログ更新日】2022-07-11 18:00:03

市長が広報「安芸高田の市政の動き」の中で、「一般質問のあり方」について議員必携に沿って解説し、単なる事務的な見解、特定地区の道路改修などを要望するものは、適当でない等々を指摘しました。

そして、次のように断じました。


一般質問のあり方を市長が注意するというのは異常な事態です。


一般質問のあり方については、「いかがなものか」と思う質問も散見され、改善すべき点はあります。

しかし、それは議長の指導の下で改善されるべきものです。


それより問題なのは、市長が「一般質問のあり方を解説し、議会批判を市の広報誌に掲載するのは通常ありえない行為だということ」を理解していないことにあります。

一般社会でもそうですが、法律で定められた二元代表制のもとでは、明らかに越えてはいけない一線がありますが、それを理解できずに踏み込んでくる市長は、物事の原則がわかっていないと言われても仕方がないでしょう。


しかし、今の市議会での市長と議員との不毛なやり取りは、議員の「質問のあり方」だけに問題があるのでしょうか。

私はユーチューブで議会中継を見ますが、議員を上から目線で「小ばか」にし、優越感に浸っているような市長の答弁を見ると、「この人の人格はどうなっているのだろうか」と嫌悪感さえ持ちます。

人に対する謙虚な姿が全く見えません。

議会での市長の答弁は、議員に対してだけの答弁ではなく、「市民への答弁である」ことの自覚が全く見えません。


さらに、議会での市長の討論を見ていると、相手に隙が見えると反問権等を使って徹底的に切り込み、押さえつけていきます。

しかし、これは市長が広報誌に書いている「大所高所からの政策を建設的な立場で議論すべき」という立場ではありません。

相手を「ただやり込めている」だけで、小理屈が得意な子供のけんかを見ているようです。


市長の反問権の使い方も問題が多いです。反問権とは、次のように規定されています。

議員からの質問や質疑の趣旨、内容、背景、根拠、考えなどを確認するため、市長が、議員に質問すること。

反問権は、質問に的確に答え、しかも建設的議論にするために行うもので、議論をはぐらかし、相手をやり込めるために使うものではありません。


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