お家好き人間、連休中はお家を整えて静謐な朝を迎えたい
お家が好き。そのことに気づいたのは大学生の時だったかな。進学のため上京し、電車1本で渋谷に行ける環境になったのに、都心に行くこともそんなにせず、家で漫画を読むのが好きだった。
もちろん大学生活やバイトもそれなりに楽しんだけど、週に1回は家に引きこもって誰とも会わずダラダラする日がないとダメだった。
友達に気を使っているつもりもないどころか気が強い女子大生だったが、虚勢を張っているのかなんだか、とにかく毎日人と会うなんて疲れてしまって無理。
お家はいつも私の安全地帯だった。
その後、実家に戻ったり結婚したり、いろいろなステージを生きてきたけど、ずっとお家が好き。
特に親と仲良かったとかでもないので、本当に純粋に、自分が今住んでいる「お家」が好き、という人間なのだと思う。
そんな私にとって、ステイホームは天国だ。「連休自宅で何する?」って、やること山程あるでしょ!
主婦だし、仕事は家の中にあるのだ。
というわけで、私のこの連休の過ごし方は、お家を整えること。日々、きちんと掃除してるつもりなんだけど、ふと気づくと家具の裏側にはホコリがたまっている。
今朝なんて、夫の仕事部屋に久々足を踏み入れたら、棚の奥がホコリまみれ。一週間に1回は本人が掃除機をかけているので、完全に油断していた。ちょっと移動させれば掃除機で吸い取れるような場所なのに、そうゆうことしないんだな・・・。
あとは窓とベランダの掃除。都内の狭い一軒家なんだけど、やたら窓が多い。「これだけの窓、全部管理できるかーい」って感じなのだが、自分がやらなければ誰もやらない。花粉がたまってうす曇りの窓を洗ってやなくちゃならない。家がすたれていくのも嫌だし。
夫には車の掃除と車庫の苔とりしてもらう、か。
キッチンのシンク下収納もどうにかもっといい感じにしたい。
「それらは楽しみなのかい?」と聞かれたら、迷わず「うん」と答える。
別にきれい好きでも掃除大好き人間でもないのだけど、掃除が終わったあとの爽快感は他の何とも代えがたいものがある。
ピカピカになったお家に、静謐な時間が流れ出すのがとてつもなく好きなのだ。
そんなお家で、まだ誰も起きてこない朝、ひとりでクッキーとコーヒーを楽しめれば最高。