見出し画像

人を招く

自宅に人を招くのが好きだ。

社会人になって、人に指摘されるまで自覚は無かったんだけど、どうやら人に比べて自宅に人を呼ぶのが苦でないというか、むしろ嬉しい。

何かきっかけがあったわけでもなく、小学生の頃からよく友達を家に呼んで自分の部屋で遊んでいた。雨戸を閉めて真っ暗にしてお化け屋敷ごっこをしたり、押入れの屋根をとって屋根裏へ行ってみたり。そうやって自由に遊べる自室があったのはありがたい。高校生の頃には部屋で友達とよくギターを弾いたりしていたな。

大学生になって一人暮らしを始めてからも、時々部屋に人が来ていた。キャンパスから2駅くらい離れたところに住んでいたけれど、飲んだ帰りに遠くから通っている友達を泊めたり、実験のあとに部屋にマットと牌を持ち込んで朝まで麻雀をしたり。

特におもてなしが得意なわけでもないんだけど、くつろいでくれている様子だとなお嬉しい。大学生の頃にサークルの友達が「人んちでこんなにぐっすり寝たのは初めてだ」と言ってくれたのは嬉しかった。

昨日は日曜日、近くまで遊びに来ていた友人一家が、家に寄ってくれた。来ると決まったお昼頃から、慌てて片付け。人が家に来ると必然的に片付けや掃除を頑張るので、家がきれいになるという効果もある。

食事の時間でもなかったし、「特に何もいらない」という言葉を素直に受け取れるくらいの昔なじみの間柄だったので、家にある飲み物とお菓子でいいか、と、そのまま迎えた。

子供同士も同い年。子どもたちが公園に遊びに行っている間、何をするでもなく、サッカーを見ながらのんびり過ごした。買ったまま食べずに置いてあったハーベストの発酵バター味が美味しかった。

こうやって定期的に誰かが家に遊びに来てくれるのは本当に嬉しい。もてなし下手というか、盛大にもてなすようなホスピタリティは無いのだけど、友人や知人たちが、なんとなくふらっと遊びに来ても大丈夫な感じの家だと思ってくれていたらいいな。


オムニバス小説集「鳴海ニュータウンズ」、今週も新作を投稿しました。

勝手な決めつけですが、昭和50年代〜平成0年代の男子の半数以上は、秘密基地を作ったことがあるのではないでしょうか。今回はそんな秘密基地にまつわる、2軍男子たちのお話です。

メンバーシップも、お気軽にご参加ください。月額260円で、鳴海ニュータウンズのすべての小説が読めます。

読むだけじゃなく、一緒に物語の世界を作っていけたらいいなと思っています。

・作家は別にだけど、編集者をやってみたい。
・物語の世界の地図や登場人物の絵を描いてみたい
・物語の世界を深める議論をしてみたい
・アニメや音楽にしてみたい

などなど、一緒に何かを作りたいという方は、メンバーシップじゃなくてもいいので何かしら連絡をください。一緒にやりましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?