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米を選ぶ

米が切れた。

仕事帰りにスーパーに寄った。この前買った「ゆめぴりか」がとっても美味しかったので、米売り場でゆめぴりかを手にとって気がついた。高い。

売り場で一番高いというわけじゃないけれど、5kgの大きな袋の米の中では、魚沼産のこしひかりの次くらいに高い。どうしてこの前買うときには気づかなかったんだろう。

そのままゆめぴりかを買ってもよかったんだけれど、なんとなくもったいない気もして、違うお米を試してみようと思い立った。そこでスマホで検索。

「お米 味 違い」

炊飯器で有名なPanasonicのサイトなどが表示された。ゆめぴりかのような穀物感のある香りと味のお米を探そうと思ったんだけど、出てきたお米の味のチャートは想像と少し違っていた。

目についたチャートは、x軸に「粘り気」y軸に「甘さ」という軸数々のお米の品種をプロットしたものだった。どうやらお米の違いというのは一般的にそういう軸で評価するらしい。

ゆめぴりかに近いところに、「ミルキークイーン」がプロットされていた。値段は、魚沼ではなく新潟産のこしひかりと同じくらい。ゆめぴりかより少し安い。

でもこれだけは決め手に足りなかったので、今度は「お弁当 お米 おすすめ」で検索してみた。最近会社にお弁当を持っていくので、お弁当で美味しいお米がいいだろうと思ったからだ。

するとどうだろう、「冷めても美味しいお米ランキング」で、さきほどの「ミルキークイーン」が1位とされていた。

ゆめぴりかの味が忘れられない僕はそれでもしばらく迷ったけれど、結局ミルキークイーンを買ってみることにした。長野県産。

今日のお弁当は米びつに残っていた前のお米だったので、冷めても美味しいというミルキークイーンの実力を試すのは来週のお弁当からになる。とっても楽しみだ。

こうやってお米の味の違いに気づかせてくれたゆめぴりかには感謝したい。

ゆめぴりかは北海道でとれるお米。雲南省やタイという暖かい地域が原産のお米をなんと亜寒帯の北海道でとれるようになったんだから、品種改良を続けてきた人たちは本当にすごい。

いつか見た北海道の原野の厳しさに思いをはせながら、ありがたくいただくことにしよう。

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