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やめた

わたしともう一人の方と二人で企画しているポッドキャスト、【明け方のエコール】の、お便りボックスとして使用しているマシュマロがある。
そこに、以下のようなメッセージが送られてきた。

夜燈さんは「文筆家」だそうですが、自分の知る限りでは数週間に一度、思いついたかのようにnoteを更新されているように見受けられます。 どこか他の媒体で書かれていらっしゃるのでしょうか?ぜひ教えてください。 また文筆家と名乗る以上、何らかの手段でマネタイズをなされていると思うのですが、不都合なければどのようにされているかご教示いただければ嬉しいです。

マシュマロより

非公開アカウントにしているわたしのX(旧Twitter)にて衝動的に応答しているが、こちらでも応答することにする。

まず、わたしはこのメッセージによって文筆家と名乗ることをやめた。
文筆家と名乗るにはマネタイズしている必要があるというなら、わたしはマネタイズしていないのだから名乗ることができない。(そもそもわたしは「マネタイズ」という言葉が嫌いである。)

このメッセージからは悪意が感じられる。非常に悪質である。不愉快極まりない。
明け方のエコールの開かれたフォームを利用して悪質なメッセージを送ってくるなどという卑劣極まりないことをやってのけているのである。

このような攻撃は、立派な妨害行為にあたいする。今後このようなメッセージが送られてきたとしても、内容によっては個人的にこのように応答するが、ブロック・スルーをする。

メッセージに屈服してしまったわたしは文筆家と名乗る資格のない者である。
今日からわたしは平凡な書き手に戻る。わたしはいとも簡単に文筆家と名乗ることをやめてしまう根性なしなのだ。意志が弱い。
こうしてまた「思いついたかのように」更新している。わたしがnoteを更新する理由は、インスピレーションが湧くからに他ならない。このインスピレーションは誰にも奪うことはできない。わたしの長所であり、宝だ。なのに、こんな妨害行為に屈服してしまった。

本来ならこのような記事を更新すべきでないこともわかっている。でももう止められないのだ。許せない。このような悪質なアンチや誹謗中傷・妨害行為にずっと苦しめ続けられている。
出る杭は打たれるという日本の慣習である。
わたしは出る杭になったつもりはなかったが、表現活動をするということはこういう目に遭うことも覚悟しなければならないのだろう。

匿名のメッセージのため、ブロックするしか対応もできないし、法的措置をとるだけの度胸もお金もない。相手はそれも織り込み済みなのだろう。もう手立てがない。泣き寝入りするしかないのだ。

悲しい。やるせない。悔しい。辛い。様々な感情が入り混じって辛い。
どうして純粋に表現しているだけなのにこんな思いをしなければならないのだろう。きっと、あまたの書き手はこうして筆を折っていったんだろうな。

人の人生の希望や楽しみ、生きがいを奪って楽しいですか?どうせこの文章だって読んでるんでしょう?さぞ嬉しいでしょうね。思い通りにダメージを与えられてネガキャンできたんだから。よかったですね、文筆家と名乗ることをやめさせられて。

文筆家と名乗ることに対して、わたしはずっと葛藤を抱えてきた。
そんな大したこともしていないし、生計を立てられるようなものを書いてもいない。アンチの言葉を借りるなら、まさに「マネタイズ」できていないのだ。
しかし、わたしを応援してくれているファンの方々はわたしに文筆家と名乗るようにいってきていたのである。これを無視するわけにはいかなかった。文筆家と名乗る資格について知らない人たちがわたしを応援したい一心で言ってくれていたと思うと、なんともいえない気持ちになる。ファンに悪意はない。

こうした文章を書くことで、わたしのかぶは下がる一方で、わたしの文章から離れる人も増えるだろう。これも止められない。どうすることもできない。

わたしには語る資格がある。口をつぐむ必要はない。嫌なことは嫌だというべきだと思う。そうでなければいつまでも舐められたままだ。声をあげるべき時だ。

どんなに「思いつき」で書いていると言われても、わたしはこの更新スタイルは変えない。わたしになれる人はいない。唯一無二なのだから。これは驕りでもなんでもない。
わたしはこれからも、わたしにしか書けない文章を書いていく。

アンチからの攻撃はとても辛い。やめてしまいたくなることもある。アカウントを消してしまいたくなることもある。実際、Xのアカウントをこっそり消してすぐ戻ったことも何度かあった。
こんなことは馬鹿らしいし何の意味もない。しかし、わたしは逃げたかった。こんな辛い現実に真っ向から挑むことは酷だ。

この投稿でまたアンチが激化すること可能性もある。コントロールすることはできない。コントロールされているのはわたしのほうだから。

スルーしろとか、無視をすればなにも起きなかったという人もいるだろう。相手の思うつぼだという人もいるだろう。実際そうだとも思う。反応を楽しんでいるんだろうから。わたしにはスルースキルがないという友人もいる。
ないものはないのだからどうすることもできない。

応援してくれているファンもいるが、その倍かどのくらいかはわからないが、わたしをよく思っていない人もいる。その人たちに対してどう対応するかが問題だ。
今後も、アンチと戦い続けねばならないのだろう。表現者のさだめだ。