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花博で迷子にお金を握らせた父。

鶴見緑地で花博があったのは 子供の頃である。
鶴見緑地に近く住んでいた元彼は 当時 花博の工事が始まって 虫がいなくなったことを教えてくれた。

それまでは 虫取りをして遊んでいたのに ピッタリといなくなったのだと教えてくれた。

自然を大事にしようぜって感じだったんだと思うのだが。。。
生態系を壊してまで行われた 花博だったのだなと
随分経ってから知って 見えるものと 現実の影響ってのを考えるきっかけになったと思う。

今でも忘れられない花博の思い出がある
家族で花博に行った時、閉園時間になって 1人の迷子と出会った。
私たちも帰るバスの時間が迫っていた。
当時携帯もポケベルもない 迷子センターみたいなのがあったかどうかもわからない。
ただ 迷子が1人 小学校高学年か中学生くらいの子だったと思う 親とはぐれたらしい。
その迷子に父は
帰り道はわかるか 1人で帰れるのかを聞いた そして お札を握らせた
親と再会できなかったら これで家に帰帰りなさいと。

今の私だったら どうするだろう?
見て見ぬ振りするのじゃないだろうか?
あの時の周りの大人たちと一緒で
迷子かもなぁと思って声をかけることすらしなかったかもしれない。

会期が始まっても工事しているパビリオン
会期中に起こった事故
その後移設された観覧車
随分後になってだが 事故が起こってしまった風神雷神
目線の先に 命の塔が見える この席に座るたび
忘れていたかけらのような記憶が
記憶の底から浮き上がってくる

その記憶も 今の私にとって都合の良いフィルターにかかった状態で 浮き上がってきているんだろうけれど

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