私、あなたの「すき」が欲しいの・・・。

ねえ、なんで振り向いてくれないの？
なんで 「すき」をくれないの？
いつもそんなことを 思っている。
あなたからの「すき」が欲しいのに なんでくれないの？って

仕事の最中 キーボードを打つ手が止まった。
向こうのほうから 突然 音楽が聞こえたからだった。
誰かの携帯の着信音とわかったのは、音楽が切れて「もしもし・・・・」とここえてきたからだ。
そのフレーズは、ほんの少しだけしか聞こえなくてもあの曲だと分かる「これって 僕らの曲だと思わない？」とあの日言ってくれた曲で、あの頃何度も何度も繰り返し聞いた。そのワンフレーズだけで私の手は止まった。
“まだ・・・わすれられない・・・・”
再び 手が動き出す。在宅で仕事をするようになって
会社のキーボードの打ち心地が嫌で、キーボども自前で用意している。キータッチとこの音が仕事中の癒しになっている。誰かがキーボードは筆記用具と一緒だから、自分に合ったものを使うべきだと教えてくれたからだ。キーボードが筆記用具か・・・そんな視点がなかった私にその視点をくれたその人は、
SNSの中の人だった。 惜しみなく『スキ』をつけた。ありがとう！を込めての スキだった。

私はこうやって、見ず知らずの人にも、それすごーい！素敵！や“よかったね”とか“おはよう”のかわりにスキやいいねをつけるのに 私はもらえない・・・と
思っていた時期があった。
手当たり次第に足跡を残すようなタイプではないから、ごく少数の人にだ、自分のそれより遥かにたくさんの 反応を 欲しいと思ってしまっていた。
「自分だけの視点しかないんじゃない？」彼は私にそう言ったことがあったのを 行いう時に思い出す。
そう言われた言葉だけが残って どうしていいかわからない 考えて考えて 動けなくなったということにして 動かなくなった・・・。
考え続けて動かなくなった。 動かなければ 何も
何も変わりはしない。 考えて 試してみて 結果を作って 振り返って 考えて・・・・と試して 動いてじゃないとなんも なんもしてないのとおんなじで
考えただけでは 動いてないのとおんなじで
止まったまんまだってことは 何もかもに言えること。

それでも 私は・・・
ねえ、なんで振り向いてくれないの？
なんで 「すき」をくれないの？
いつもそんなことを 思っている。
あなたからの「すき」が欲しいのに なんでくれないの？って

振り向いてもらえるような私じゃないんだ
振り向いてもらえるように どうしたらいい？
すきをもらえる私じゃないんだ
すきをもらえるように どうしたらいい？
あなたからのスキが欲しい・・・。
あなたからスキをもらえるには どうしたらいい？

考えて 動いて 表現して
何もできない自分じゃ 何にも変わらない
何にもしていない自分では 手を差し伸べてくれる人にさえ 届かない
届けるために 私がここにいるって事を知ってもらうために 何をすればいいか考えて やってみてそこで初めて

あなたからの「すき」に近づけるのかもしれない。

私、あなたの「すき」が欲しいの・・・。

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