寒空の晴れ間
「温かい心をもった人もいるということ」 最近になって,そういう人の存在に気づき始めている。 それまでは,人と表面的に関わりながらも周りの世界を遮断して 社会的に引きこもってるような感じだった。 定期的なカウンセリングを通して,私が愛着障害で解離しているということを知ったのだけど,その当時の私は 解離してて何が悪いんだろう? 世界を遮断してないとどんな怖い人が近寄ってくるか分からないじゃないか。 解離している人生を長く歩んでいる自分にとってはこれが普通だし,この状態で困
転職やコミュニティへの参加,お店の人との出会いなど 新しい人間関係が生まれる時,軽く挨拶を交わしながらも あぁ,どうせこの人達とも,いつかは別れの時が来るんだろうな などと考えてしまい,人と積極的に関わろうとすることをしなくなった。 人や日常の風景,世界をぼーっと眺めている感じというか 人や社会を信じず諦めたような目で世界を見ている。 どうせ私の話していることを分かってくれる人なんていないんだから 関係なんて深くしても無駄じゃない?みたいな感じ。 今はどうしてもそう思
会いたい人にもう会えない。 その事実が,私に悲しさや喪失感といった感情を感じさせる。 その人に最後に会ったのは,今年の2月末。 リンパマッサージ屋に客としてきた私に,お茶を出しに少し顔を出してくれたのが最後の時だった。 その人は,40代くらいの女性のセラピストさんで,ふわふわとした優しいオーラを放ち温かい関わりをしつつ,しっかりと伝えるところは伝える母性溢れる感じの人だった。 マッサージの技術も高く,施術中ポイントを外さなかったり力加減も絶妙で,ゴッドハンドとはこのこ