清水志郎

陶芸家

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ありがたいことに作家活動はただモノを買っていただいているだけではなく、活動自体を応援していただいているんだなと感じることが年々増えてきています。そこで、よりコアな方に発信とご案内かできないかと思いメンバーシップを試してみることにしました。個展の内部情報や会場風景、出品内容をご案内したり、個展には出せないけど面白いもの、半端もの、傷もの、などのご案内。あと、庭で採れる季節のもののお裾分け。柚果汁、筍、お茶、山椒葉ジェノベーゼ、など。メンバーシップとは未知の世界なので、どういう形がよいのかコミニケーションをとりながら進めていけたらよいなと思います。宜しくお願いします。

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最近の記事

陶芸家修行も1ヶ月の時代か

本質をやるのは当たり前で、、、 これからはもっと端的に やらないといけないのかもしれない ブレイキングダウンの格闘技も 1分の時代で間口を開いてる 編集の勉強も3日取得の時代とか 寿司職人も1ヶ月の学校がある、、、 陶芸には時間と経験が必要 最低3年、いや10年、、、 そもそも 陶芸も弟子入りとかしてる場合ではない のかもしれない 1ヶ月で陶芸家を、、、 なんてやっぱり無理ですよね そう決めつけてはいけない気もするが。 でも、昔やってた炭窯で3時間で1300℃で焼く という

    • 清水さんのみている世界で、陶芸はどういう意義をもって存在しているのか

      若者から飛んできた質問です。難しいね。正直そんなたいそうなことは考えてやっていない。笑 あえていうなら色々複合的だから書いてみるにします。 無宗教というのが普通になってきているが、人間は今まで宗教と美術と共に歩んできている。それが生きる道を照らしてくれていた。科学が進み、病気の原因がわかり、ものごとが合理的になり、便利になり、コントロールしてきている。かのように錯覚してしまっている。しかし、震災や津波、豪雨、温暖化、伝染病、結局は自然を支配できていない。昔はそれを神と言っ

      • ハンバーグお好み焼き

        クリエイティブな仕事というのは、無から有を生み出すことだと思う。私も憧れる。しかし、そのようなことが出来るのはほんの一握りの天才だけで、殆どは「組み合わせ」でできている。もしくは、リバイバルかカバーかリメイクか。。。その組み合わせ論は実は私が大学生の時に教授が言っていた言葉だ。何か新しいことをしなければという強迫観念に駆られていた私にとっては救いとなる言葉てあった。なぜなら、組み合わせたり混ぜ合わせたりすることならできそうな気がするからだ。 話は変わるが、今夜のメニューは「

        • オランダ帰りの23歳の若者が工房見学に来てくれた

          先日、23歳の若者が工房見学に来てくれた。 現在オランダのデザイン大学に在籍していて、 日本のクラフトを学ぶために休学して、この夏に日本に帰ってきたばかりだそうだ。実家が京都の西賀茂ということもあり、台風が来る前にさっと来てもらって昼には帰ってもらった。 一通り窯場や原料場を案内して、ロクロ場で話を聞いた。 彼女は日本の美大も視野に入れていたが、オランダのデザイン大学に進学した。そこでは、土、染め、鉄、木工、と素材に触れる機会もあり、そして、2年間海外生活をしてみて、改めて

        陶芸家修行も1ヶ月の時代か

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        • 筍便

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        記事

          どうやって形を作るのですか?

          今日、質問されたこと。訓練校に通い始めた人とご縁があって、実家の工房を夏休み期間限定で、練習場所として提供することになったのです。最初の日だけ、付き添うことになったのですが、片付けばかりしていました。 そんな中、角底湯呑の見本をひいてもらえないかとお願いされた。仕方ないな〜、とか言いながらかっこよくひけたらよいのだが、苦笑いしながら断った。父に見本をひいてもらった方がいいよと言って逃げといた… まあ、恥を晒してひいてもよかったが参考になるどころか、訓練校に習っていることと違

          どうやって形を作るのですか?

          陶芸家は跡を継がない方がいい

          陶芸家の子供はなんとなく陶芸家を継ぎそうな気がするし、まわりも無責任に期待するし、親もなんかうれしいし、自分の仕事を子供に認めてもらったような気になるので、ついその気になってしまう。 陶芸家は40歳まで若手、50-60で中堅、60-70歳でベテラン、70-80大御所、というように時間と経験が必要な仕事だと思う。自分が何十年掛けて積み上げてきたものを自分の代だけでおわらせてしまうのはもったいない、だから残していきたい、繋いでいきたい、と思う気持ちになるのもわかる。 しかし、

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          経営学者がなぜ工芸に注目しているのか

          む 先日、ある方からの紹介で京大の経営管理学の先生がインタビューをしに工房まで訪ねて来てくださった。皆さん疑問に思われたのと同じように私も、なぜ経営学の先生が陶芸家の私にインタビューなん?と不思議に思った。聞いてみると、一昔前は大企業などのリサーチをしていたのが、4年程前から工芸に注目しているというのだ。 何かわかるようなわからないような。。。大量生産、大量消費、資本主義、物質世界、が終わりを迎えて、手仕事の時代が来ているというのはうすうすはわかっていたつもりだったが、思わ

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          作家は良いものだけをつくっていればいつか認めてもらえるのか

          昨今、YouTube界では格闘技が盛り上がっている。私も学生時代はk-1にはまり、魔裟斗、アンディフグ、ホースト、武蔵と、静かに熱狂し、東京ドームまで友達と弾丸ツアーをしたことがある。懐かしいな。。 最近では朝倉未来さんが格闘技で成りあがりつつも、YouTuberとしても成功されている。私もつい観てしまう。笑。そんな彼が、ブレイキングダウンという新たな格闘技イベントを立ち上げている。1分間の殴り合い、素人が元プロを喰うチャンスがあり夢を掴もうと喧嘩が強い奴達が集まってくる。

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          リーダーって必要?

          リーダーといえば、会社の中だって、小さなお店だって、クラスだって、家族だっている。昔のリーダーは牽引力や統率力が問われたかもしれない。 今は? 聴く力かもしれない。 それぞれの本来の持っている力に耳を傾けつつ、 できないことは求めない。 その人が得意なことを探すしかない。 まるで土?笑 このチームでどこに向かっていくか、ということと同時にこのチームで何ができるのか、が大切ではないかとも思う。 土の話ではない。笑 短所とか長所ではなくて、ただの特徴。 やっぱり土?笑

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          自主性と放任主義

          自主性と放任主義の話になった。うまく言葉にならなかったのでここであなたの中を整理する。自主性は強制や強要からは生まれない。興味の種から始まる。面白そう、やってみたい、やったらどうなるだろう、、、やってみた、たのしい、またやりたい、 ・ 自主性は楽しめるかどうかだが、その直前に興味を持つかどうかがある。その興味を生かすも殺すも親次第なところがある。。 ねえねえ、おとうさん、みてみて〜 どんな些細な子供の興味にも親が寄り添えるか、 それに尽きる。 ダメ!アブナイ!しらない。

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          器に愛嬌というものがあるのか

          土が焼け過ぎて、溶けて傾いている姿には愛嬌がある。 多分それは、失敗の中に可愛げを見出しているからだろう。 白化粧が剥がれてしまったり、釉薬が流れてしまったり、ピンホールができたり、やきものにはアクシデントがつきもの、どれも一面的にみれば失敗、でもそこに魅力を見出すのもやきものの醍醐味であり、日本的でもあると思う。 それを生かすも殺すも作り手次第。 といいつつ、作り手は、どうしても、イメージしていたものと違う物が焼きあがってくると、却下しがちで、他人から客観的に言われ

          器に愛嬌というものがあるのか

          陶芸家は何を作ったら良いかわからなくなるときがある

          あんなに楽しかったはずの土遊びでも、いざ何を作ろうかと構えてしまうと、何を作ったら良いかわからなくなることはよくあることだ。それは、最初の頃もそうだし、長年やっていてもそうだ。 まずは、 説明できないものも沢山作って眺めよう つい、説明できるもを作りがちだ。 でもそれはリアルではないことも多い。 完成させることや、自分への言い訳や、どうみられるかを意識して無理やりゴールに持っていってしまっているということだ。 幼児のころは説明できない抽象的なものを描いているが、まわ

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          美しいものを作ろうとすると醜くなる

          この言葉は妻の心の師が言った言葉らしい。 ほんとそうなんだろうなと思う。 けれど、してしまうこと。 美しいものを作ろうとしなかったとしても 誰にも作れないものを作ろうとしたり、 変わったものを作ろうとしたり、 売れるものを作ろうしたり、 かっこいいものを作ろうしたり、 評価されるものを作ろうしたり、 歴史に残るようなものを作ろうとしたり、 、、、 雲心月性 私のお茶の師が年始に書いた言葉。 何かをされるためにお茶を淹れるのではなく、 喜んでもらうために淹れるのでも

          美しいものを作ろうとすると醜くなる

          陶芸家にやる気とガッツは必要なのか

          必要ではある、がそれだけではどうにもならない。 やる気とガッツは、湧いてくるもので、自分で作るもんでもない。 興味と好奇心と探究心が大事なんだと思う。 やる気とガッツに火がついても長くは続かないし深くもならない。好奇心と探究心に火がつけば、燃え広がる。 あとは、感受性と感動。  もしくは、中毒。 土掘り中毒。窯焚き中毒。釉薬中毒。絵付け中毒。削り中毒。単にその作業が好き過ぎてやらずにはいられない人。 その吸収力に勝るものはない。 何かをやろうやろうとするのも無

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          陶芸家にブレない軸は必要なのか

          清水さんてぶれない軸がありますよねえ、と言われたことがある。え?ブレブレですけど。笑 あえていうならば、都合で決めないようには心がけている。 安いからこっちにしよう、 高いからこれはやめよう、 こっちの方が無駄がない このやり方の方が効率がいい こっちの方が得する こっちのほうが手間がかかるからやめよう 速くできるのはどっちか 儲かるのはどっちか それらはすべて、自分がどう感じたかを無視し、 都合で決める事になる。 つまり、自分の基準がブレるということになる。自分は本

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          ぐい呑を作るにはやはり酒を呑まなければ作れないのか

          先日お会いした陶芸を学ぶ学生さんでお酒が呑めないけど、ぐい呑を作るならやはりお酒は呑めるようにならなければいけないのか、という悩みでした。 皆さんはどう思われますか? 結構身近な悩みで、それぞれの見解があることのように思う。 またものづくり全般にも言えることでもあるので様々な角度からのアドバイスがあるのかもしれない。 ある人は、高いお店で貴重な酒を呑め。 ある人は、ぐい呑を作るなら呑めな作れん。 ある人は、酒呑みのお客さんの意見をとことん聞く。 ある人は、全国の

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