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SHIRORUメンバー自己紹介第二弾!⑩めじぇど

「自分は何者であるか可能な限り述べよ」、と問われたら読者諸賢はどう答えるだろうか。

先日、数十の人間が先の問いに答える場に居合わせる機会を得た。大層な書き方をしているが心理学の授業の一環である。
さて、人々の答え方には共通点がいくつか見受けられた。
「社会的身分などの客観的事実をひとしきり述べた後に、主観的な物事について話す」という特徴もそのうちの一つだ。
たしかに「○○が好きだ」等の主観的主張はあくまで自身の定規に則るものである故に、それが”正しい”のか、つまり他者から見てもその通りに映るのかは判然としない。
対して、社会的身分などは揺れの生じない、誰からの否定も受けることなき”事実”であるために自己紹介にはもってこいである。

では社会的身分が誕生したと同時に、紹介すべき自己の輪郭が濃さを増したのか。
先日アイデンティティ確立時の条件について細々と考えたが、そこで私が出した結論はアイデンティティは自己ではなく、帰属社会によって大きく決定される、というものであった。
これも先の件と根本で繋がっていて興味深い。

さて、本来このページはSHIRORUメンバーの自己紹介ページである。
客観的事実から始まる自己紹介をしまいと逆張ったことによってこのような駄文が生まれたが、こんなものに付き合わされて千金を逃している読者(そんな奇特な人がいるならば)が不憫でならない。
所属先よりもこのような思考の欠片を覗く方が対象人物を良く知れるような気がする、というのはやはり逆張りなのだろうか。

とまれかうまれ、どうぞよしなに。

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