元彼から連絡が来た日


朝5時だった

鳴り止まぬ電話に目を覚まし急用だと思い、誰からの着信か見ずに電話をとった日があった


元カレだった

彼は泣いていた

母親が死んだと

私は電話を切れなかった

傷ついた彼を泣いている彼を私以外の誰が受け止めてあげれるのだろうと思った

支えてあげたいとすら思った


あんなに地獄のような日々を過ごしていたのに…


彼の「母さんが死んだ」
この言葉すら嘘だと知るのは数週間後の事だ

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