六角形の地 降り立つあなた
私はあなたを 愛したい
私の愛 一生かけて捧げたい
私のパートナー 結ばれないかしら
毎日毎日 あなたを想ってる
想ってるのに
私、 あなたとどうやって出会おうかしら
私には 術がない
ここ数年 毎年あなたに会いに行ってる
けれど あなたには届くはずがない
去年十月
私はチャイナ服を着て あなたに会いに行った
あの日 あなたと私は そんなに遠くない距離で
私はあなたと 目があった気がした
あの日 私はあなたの目に 映ったかしら
二度見をされた気がしたけれど
あの日は 私にとって宝物
一生、誰にもかえられない 宝石よ
私は今 あなたをみている
真剣な顔をして 空を仰いで・・・
ある人に 私はこう言われた
“彼女と時間を共にする彼の顔 優しい顔をしているわ。”
私はその顔を知っていて
彼がその顔を他人に向けたとき 私は何とも思わなかったけど
そうなのかな
そうね 私失認症だもの
人の顔を覚えるのは苦手よ
私は正しくない。私の周囲が正しいんだわ。
あなたは好きなものに囲まれて
あなたはたくさん愛されて
それでもあなたは 悩んで生きてる
それが とても愛おしい
十九歳も離れてるものね
あたしがあなたを知ったのは五、六年前
それより長くあなたを知ってる人なんて山ほどいるわ
あたしよりあなたへの愛が深い人なんて腐るほどいるでしょうね
それじゃあ私は 外にいる
だから私は 六角形の外にいる
夢中でその中に入られる人たちは
一体彼の 何に惹かれる
“心”?
“人間性”?
彼が
六角形を作る人だから?
そこで浴びられる光に 心奪われたのか
いっそ皆そんな人種だといい
そしたら私は 一人で彼を愛する
私が一番彼への愛が深い女 一生を添い遂げられる
そんなことを思うのが辛いから
私は今日も 斜め前を見てる
最近 あの人かわいいの
あなたみたいに おもしろくて
最近はそればっかりよ
だから今日 あなたを目にしたのは久々
あなたを見ているときの心の温もり
久々に思い出した
やはり私には あなたが愛おしい
六角形の地に立つ あなたを見て
頂いたサポートにお応えできるよう、身を引き締める材料にしたいと考えています。宜しくお願い致します。