中学の頃とアドリブの話

9月になりました。最近寒いですね。ついこの間までは最近暑いですねって言ってた気がします。

今僕は自分の部屋でこの記事を書いているのですが、特に書く内容は考えていません。頭の中を垂れ流すように書いています。何も考えず、構成を練らずにどこまで書けるかチャレンジをしています。さながら、突然みんなの前でなんか喋ってと言われたときみたいな感じをイメージしています。アドリブみたいな感じ。

僕はアドリブが苦手です。原稿が無いと何もできなくなってしまうタイプです。だからゴリゴリに原稿を作って挑んだプレゼンはなんとかなる(ならないときもある)のに、その後の質疑応答で大体パニクります。冷静に考えれば答えられる内容でも、人前で沈黙を作ってはいけないというプレッシャーに押されて何もできなくなってしまうのです。

中学の頃、僕はよく学級委員を任されていました。学級委員の仕事はクラスの風紀(笑)を整えること。授業の2分前着席を呼びかけるとか、帰りの会の前に班長会議を進めるとか。正直やる意味なくね?って思うような業務だらけでした。クラス内カースト上位の人の前では無力な僕が「席に着いてください」って言っても誰も聞いてくれる訳ないし、班長会議なんて形骸化しているし。でもちゃんとやらないと先生に怒られるし......中間管理職のような経験を当時からしていたのかもしれません。

中でも苦手だったのが朝の会と帰りの会でなんか一言喋るやつ。学級委員は朝には今日の目標を、帰りにはそれが達成できたかどうかを言うことになっています。目標といっても学校なんて大体毎日授業しかやらないので、「2分前着席をしよう」「授業態度をよくしよう」「忘れ物をなくそう」「掃除をサボらずやろう」とかしか言うことがありません。っていうか中学生なんてそんなこと言われても誰も聞いていないし、1分後には忘れられているのですが...

なぜか僕はこの仕事をかなり神経質にとらえていました。だから毎朝が憂鬱でした。朝ごはんを食べながら、通学路を歩きながら、「今日は何を言おう..」と朝の会のことばかり考えていました。

書きながら思ったのですが、僕は準備にかける時間が長すぎるからアドリブが苦手なのかもしれません。

「入念な準備よりとりあえずやってみることが大切」「見切り発車の方が成功する」「インプットよりアウトプットを増やせ」といった、よく自己啓発本で書かれているようなことでこの文章を締めくくることになってしまいました。なんとなく敗北感があります。逆張り人間なので。みんながよく言っているようなことはあまり言いたくない、というキモいプライドもアドリブが苦手な原因の一つかもしれませんね。

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