背びれがくたびれている更紗の琉金と目が合った。と思ったら、ヨロヨロこちらに泳いでくる。もう長くはないのかもしれない。ここで息を引き取るよりは、うちに来るかい？うちなら、安楽の最期を迎えられるよ。そう言ってお迎えした新入り。元気になった。生きる方を選んだみたい。いいよ。付き合うよ。