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梨木香歩 冬虫夏草

"家守綺譚"の続編
明治生まれの青年が如く、こざっぱりとした文体 写実的であり、叙情的でもある著者の観察眼がきらきら光る情景描写
史実、現実をベースに 想像力、
というスパイスを効かせた著者の手料理を味あうような読後の余韻があった またおかわりしたい

#読了

想像、というのは、実際ここにないものを、あると思い描くことです。
だから、想像力、とは、現実から離れることが出来る力、と云ったらいいだろうか。
そう、目の前の世界を組み替える力、です。
世界に新しい光を当てる力、と云ったらいいか。
一寸、わかりにくいですね。

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