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音楽以外のスキルについて

シロシビンズというのは、バンドから始まったものですが、今では僕ノザキの創作するものすべてを発信するソロユニットの名義として使っています。

創作するものすべてというのは何かというと、勿論バンドから始まったものですから、音楽、ライブ活動は基本として以下です。

●自身に関するデザイン

●フリーで公開している漫画、イラスト

●楽器の加工、改造、自作


特にこの中でデザインに関してお話しましょう。僕は高校を卒業してから札幌のデザイン専門学校で2年間デザインを学びました。

当初はモラトリアムな時間が欲しいという気持ち、元々絵が好きだったこともあり、当時は音楽に今より疎かったのでデザイン学校を志望して入学したのですが、多くの学生が「絵」と「デザイン」の違いに気づいて意気消沈したり退学したりする中、その専門学校はとてもデザインという事に関して固く教える、ほかの専門学校よりも厳しい教育方針だったので、少しでもデザインにイラストなどの無駄な主張を入れると「これは何のためにどういう意味合いで配置したのか」と問い詰められるぐらいでした。その堅苦しさが嫌な同級生もいましたが、僕は逆にその固さが確固たるものに感じでデザインというものに興味を持ち、卒業制作も奨励賞ですが一応賞をいただいて卒業できたのです。

ただ、当時は今よりコミュニケーション能力がなく、口下手で、デザイン会社の面接を数社受けましたが採用されることはありませんでした。

結局親のコネで電気工事の猛烈に体育会系の会社に就職し、そこで猛烈に精神的にしごかれてある程度心は強くなったと思います。その会社では北海道→東京→仙台と住まいを転々として働きました。

しかし心の中でまだデザインの熱が冷めていなかった僕は、その会社を辞め、札幌に戻りとある風俗関係のサイトを運営する会社に入り、そこで主にフォトショップを使ってバナー広告、画像の加工など、ある程度デザインに近い職種で働くことになったわけです。

その後いろいろとあり職を転々としますが話が長くなるのでそれは止しますが、ある時、専門学校時代のフリーのアートディレクターである友人と吞んでいる際に、「バンドに関するデザインをやってくれないか」と軽く言ったところ、今僕が自分でデザインを行うきっかけとなった言葉が返ってきたのです。

「君はデザインに関してある程度知っているし、やろうと思えば自分の理想を形にできるぐらいのセンスがあるじゃないか。わざわざ僕に頼んで納得のいかないものができたらどうだ?時間、金の無駄だよ。君は自分でデザインできる人間なんだよ。」

プロのアートディレクターである友人のこの一言があったからこそいまだにデザインに関してできることは自分でやるという主義を貫いています。ただ、第一線で働くデザイナーでも、プロでもありませんから、アマチュアで稚拙な部分があるのも確かです。でもそれも込みで自分というものなのだという自負が僕にはあります。

たまに頼まれてデザインすることもありますがその時には、きっぱりと一言つけておきます。

「プロじゃないのでできる範疇の最大限です。それでもよければ」

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