転がり落ちたオタクの話


新たな沼にハマって半年が過ぎたので、ちょっとここらで経緯というか、想いという想いにも満たないものをというか、とにかく何かを残しておこうと思い、今これを書いています。
基本的に語彙がないので、読みづらい、分かりにくい所もあるかと思いますが、新規がふわふわなんか言ってらぁという優しい目で見ていただけると嬉しいです。

※高橋一生さんのお名前は敬称略でいかせていただきます。ご容赦ください。



思えば、2021年1月。底なし沼のふちに触れたのはNHKで再放送された「岸辺露伴は動かない」が始まりだった。
前年の12月に放送があった際は、気になりつつも見逃してしまい、結局諦めたのだ。けれど、再放送があると分かり、気になってたし!雰囲気好きな感じだし!と軽い気持ちで録画をした。本当に軽い気持ちだった。本当にマジのマジで軽い気持ちだったのよ!!!!(しつこい)

もちろん、高橋一生という役者は知っていたし、出演作を追っかけていたわけではないけれど、いい役者さんなんだろうなぁとぼんやりと分かった風でいた。あとは、天沢聖司の声の人、V6・岡田准一の同級生らしいということ。(まさかマウスtoマウスをする仲だとは。)

その当時の私の中の「高橋一生」というイメージは、失礼ながらその程度だった。


なんせ私は彼の代表作でよく挙げられる「カルテット」や「おんな城主直虎」が放映されていた2017年は、LDHの三が付く某グループにハマりにハマっていた。並行でLDH制作の関連プロジェクトで知った山田裕貴にハマったのもこの頃である。
付け加えて言うと、そのさらに前から現在活動休止中のアイドルグループのオタクでもあった。
まぁなんにせよ、山田裕貴という役者にハマりつつも、役者の沼はド素人もド素人。
高橋一生という役者に「意識的」に触れる機会が本当になかったのである。
実際この頃、上記2作品をはじめ、ドラマ自体をあまり観ていなかったようにも思うし。
(ちなみに、現在はLDH沼からは足を洗っている。活動休止中の某グループは今も変わらずズブズブ。山田裕貴沼は浅瀬でチャプチャプ。)


余計な話が長くて申し訳ない。
逸れた話を戻す。


そう、2021年1月。私にとっては新たな沼の登場。

録画をしていた、再放送「岸辺露伴は動かない」を観た。


衝撃だった。


ドラマの内容は当たり前にめちゃくちゃ面白かったので、それ以外で言うと、

「え、高橋一生ってこんなカッコいいの…?」

これに尽きた。


アホみたいな感想で恥ずかしいが、「富豪村」を観終わった私の感想がこれである。
あまりの衝撃に、「くしゃがら」に行く前にもう1度「富豪村」を観た。
やっぱりカッコよかったのである。見間違えではなかった。勘違いでもなかった。色気の塊が喋っている。声のトーン、目線、表情、仕草……目を奪われた。この人、お芝居と手の綺麗さがやべぇと認識したのはこの時だ。(原作については未履修の為、再現度等については省かせていただく。)

2回目を観終わり、深呼吸。

気合いを入れて「くしゃがら」へ。

森山未來の凄さに戦きつつ、噂のジョジョ立ちを拝見し、激昂する露伴先生がめちゃくちゃに刺さった。(あそこの一生さんめちゃくちゃ好きなの。)
あと、椅子の肘置きへ両足を乗っけるあのスタイルに(伝われ)、完全に射抜かれた。あんな色気のある座り方ある…??ないよね??


で、もうこれは駄目なのでは…?と震えながら「D.N.A」へ。

美しい。映る度に美しい。びっくりするよね。そらセクシー言われるわ。真央ちゃんのお部屋で横たわる露伴先生はさらに美しかった。
あとは、子役の女の子、ラ王の子やん!(北平妃璃愛ちゃん)可愛いな!というのが付いてくる。


それぞれ「くしゃがら」も「D.N.A」ももう1度観て、観て、これは本当に駄目かもしれないと思った。もっともっと高橋一生の岸辺露伴が観たかった。3話で終わりなのが寂しくてたまらなかった。
「え、続きは?3話で終わるのもったいない!!」って実際叫んだし。(叫ぶな) なので続編どうかお願いしますねNHK様。(どさくさ)

プラス、声には出していない本音。

(まった深そうな新たな沼が出てきたァ…!!)



翌日、primeビデオで「カルテット」を再生する私がいた。うん、再生しちゃったのよ「カルテット」を。
面白い面白いとは聞いていて、きちんと観てみたいとは思っていたから、まぁいい機会だし、いやいやまだ高橋一生にハマったわけでは!と無謀にも足掻きながら、無事完走。


結論:家森諭高の涙にやられた。

息子と別れる時も、真紀さんがいなくなった時も、あんな泣き方するなんてさぁ!誰も思わないよ!!
高橋一生こわい。こ     わ     い     !   !


続けて「民王」を観た。
番外編もスピンオフもスペシャルも全部観た。
毒舌で、たまに柄の悪さが出る童貞な秘書を好きにならずにはいられなかった。
だって目が惹き付けられるんだもん。もう無理よ。
しかもまたスピンオフであんな泣き方するし。
無理無理。はい好き。もう好きです。


この辺りで既に後戻りは不可能だったのだろう。

いや、もう「高橋一生」で検索する日々が増えてきた時点で手遅れだったのかも。


1話を見逃して諦めていた「天国と地獄」をParaviで追っかけ、放送に追いつき毎週録画予約を開始。
男女の中身が入れ替わるという、役者の技量次第ではつまらなくなる可能性もある難しいものを、圧巻のお芝居でやってのけた高橋一生に見事に完敗した。(もちろん綾瀬はるかちゃんにも。)


これはもう推す。推します。推せということよね?
喜んで沼に入らせていただきます。
とまぁ、こうなるしかない。抗える人がいるなら私の前まで出て来てくれ。



粛々と過去作品の履修を始めた。

「凪のお暇」、「僕らは奇跡でできている」、「Woman」、「医龍」
ここら辺は一気に履修した。最推しもできた。(外山先生。)
「シン・ゴジラ」、「億男」、「夜のせんせい」、「僕のヤバい妻」、「ペテロの葬列」etc…
再生する手が止まらなかった。
どれも面白かったし、何より高橋一生のお芝居がどんどん好きになる。
作品数が多ければどれかひとつでも「この役はあまり…」というものがあってもおかしくないのに、彼の役柄はどれも魅力的で、ついつい目で追ってしまう。少し不憫な役柄であればどうしても感情移入して肩入れしてしまうし、その存在だけで安心を与えてくれたりもする。
そして、メインの役柄ではない場合「この役柄のスピンオフが観たい」と思うことが多いのだ。高橋一生の手にかかると。


過去の記事を読んでいると印象的な言葉に出会う。


「芝の上に居る」

「余白を作る」


インタビューでは「煙に巻く」とハッキリ言う人だが、お芝居に関しては一貫してブレない人だと思った。どの媒体でも変わらないお芝居に対する姿勢は最早信頼を抱くしかないだろう。
多くを語らず、こちらが想像する隙を与えてくれる。仕草ひとつ、目の動きひとつで感情が伝わる。
だからこそもっと観たいと思ってしまう。
作品を観れば観るほど、彼の役柄を、高橋一生という役者に触れれば触れるほど、どんどん深みにハマっていく。決してすべてを掴ませてはくれないこの人を追いかけたいと思ってしまう。


「演技」という言葉を使わなくなった。
「お疲れ様」という言葉を控えるようになった。
推しに影響されていると言われればそれまでだけど、私はこの変化が嫌ではない。

今になって思えば、どうして今までこの人を知らずに生きてこられたんだろう。
岸辺露伴が私のひとつの「タイミング」だったのかな。




「おんな城主直虎」も「わろてんか」も最近やっと完走した。
上記以外の作品もかなり観たつもりではあるが、今もなお、過去作品は履修中である。
楽しみがまだまだ残っているのが嬉しい。
ただ、ただでさえ高橋一生の沼が激深なのに、役柄ごとの沼も激深なのは予想外だった。
作品を履修する度に強火担が爆誕している状態。
どうにかしてくれ。



ここまでが、高橋一生の岸辺露伴に足首を捕まれ、沼に突き落とされたオタクの話。






あとこの沼に来て感じたこと。
沼の先輩方・私と同じ🔰の方々がマッッッッッジで優しい……めちゃくちゃ構ってくれるし(嬉しい)、大喜利するような楽しい方々ばかりだし、次の作品を履修する際の背中の押し方が上手い方ばかりだしで、こんな居心地が良い沼はそうそう他にないと思う。
マジでいつもありがとうございます。
今後も優しくしてください。(図々しい)




最後の最後に、今回のフェはお留守番組だったので、いつか生の高橋一生を浴びたいな!!!!!
(将来の夢)

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