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2ヶ月

私が狂ったように沼に落ちたドラマ「silent」からもう2ヶ月が経とうとしている。
私がハマったのが11月の初めだったから、もうそろそろドラマを見ていた期間より、終わった後の期間が長くなる。

沼に完全に落ちていた2ヶ月は、1日全部がsilentだった。朝から再放送を見て、Twitterみて、木曜の夜はsilentのために夜更かしもした。
全てが「silent」だった。

2ヶ月経って、新しいドラマも始まって、silentの話題を聞くことも減った。他の人の中では多分、silentの記憶は薄くなっていっているんだろう。

私の中でも、2ヶ月前とは違った気持ちで、silentのことを考えている。
silentのことを考える時間は減った。subtitleを聞くことも減った。
でも、記憶が薄くなったわけじゃなくて、あの強烈で、何にも変え難い2ヶ月の記憶は、あたたかなパステルカラーのような記憶になって、私の心の大切な場所にしまわれている。

だから、ふとしたタイミングで思い出す。自販機のコンポタ、雪の日に落ちているサッカーボール、パンダのニュース、手話、青い空、subtitle、それ以外にも色々。
その度に、ドラマのこと、そして、あの2ヶ月の日々を思い出して、嬉しくなる、こころがほかほかする。

そして、紬と想や湊斗や光、奈々、春尾先生のことを考える。みんなで仲良く花見にでも行ってないかな。桜が綺麗な公園でフットサルしてたらいいな。私の中で彼らはずーっと生き続けてる。妄想するのは得意だから、これからも妄想をしては、みんなに幸せになってもらおうと思う。

多分これからも、好きなドラマはなんですか?と聞かれたら、silentと答えるだろう。言葉と映像と間と、全てが綺麗だった。
夏にはDVDが届く。また何回も見るのかもしれないし、好きな言葉を、そして微かな音を探すのだと思う。

silentと過ごした日々は、確実に今の私を作っている。まっすぐ気持ちを伝えること、今を大切にすること。言葉の意味を大切にすること。

これからも私の大切な1部として、過ごしていこうと思う。

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