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silentと共に生きた2ヶ月

共に生きたなんて大袈裟かもしれない。でも、確実に私は、ドラマ「silent」と共に生きた。

テレビをあまり見ない生活をしてた私がsilentと出会ったのは、放送が始まって少し経った頃。YouTubeのショート動画に出てきた、ティザー映像や切り抜き。元々、手話に興味があった私はとりあえず見てみるかと思ってまずは、予告だけ見ていた。

想と湊斗の回の4話、紬と湊斗の回の5話くらいで安易に、まあ幸せになるだろうと思って、見逃し配信を見始めた。

6話の想と奈々の回で頭を殴られたような気分だった。心をどんどんぐりぐりされてる気分で、でも見たくないとは思えなくて、どんどんハマっていった。

7話のラストで、あーよかった、2人はもう大丈夫。幸せだね。と思って、その頃に、silentのためにTwitterのアカウントを作った。その頃には週のほとんどをsilentに関することがしめていった。
毎週月曜にSTORYの更新を待ち、木曜の放送後に、週末にツイートする。そんなことが楽しみだった。

9話の想の家族回。見るの辛くて目を背けそうになったけど、あの回はすごく大事だった。

10話。いまだにほとんどリピートできてない。思い出すのも辛い。この話を嫌いになってしまうかとも思った。Twitterに呟いて仲間と話すことで、きっと大丈夫と思ったり、やっぱりダメかもと思ったり、ほんとにTwitterに支えられた1週間だった。

そして、最終話、辛いシーンからのスタートでやっぱりダメかと思った。でも、光の優しさ、湊斗の優しさ、奈々の強さ、みんなの優しさが2人を支えてた。学校の黒板のシーン。2人が本音で話すのに、声ではダメで、手話でも多分ダメで。黒板。あのシーン、映画を見てるようで本当に良かった。
最終回は、全てが整えられてて、見て良かったと思うと同時に、終わってしまう寂しさを感じた。
ラストのシーン、いろんな予想はあるけど、あれは「魔法のコトバ」で2人だけにしかわからないのだと思ってる。

最終回が終わって、次の日までは幸せの海にいる気分だった。とりあえず幸せで、良かったとしか思えなかった。でもちょうど、丸一日立つくらいの時から、なんとなくぽっかり穴が穴が空いたような気持ちだった。もう次回予告が更新されることはないし、2人のこれからを予想することはできても、覗き見することはできない。続編が出たら嬉しいんだけど、そんなことではなくて。あと、今まで支え合った仲間と、まだ話してたいずっと話してたいのに。終わってしまったという事実。まだsilentにすがりたい。

もう少ししたら、シナリオブックが届く。また見直そうとは思ってる。
DVDも予約した。あと少し、silentにすがりたいと思う。
そして、これからもsilentと共に生きたい。

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