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「英語での授業」と「伝えること」の関係性

英語の授業を英語で行う上で一番大切にしている事はなんですか?

学生が英語を使う事。発音良く言う事。大切にしている事は人それぞれ違うと思います。私が一番大切にしている事は「伝えること」です。

英語の楽しさを伝えること・英語を習得する大変さを伝えること・英語を学ぶ上で必要なスキルがあること

様々な「伝え」がありますが、英語の授業を英語で行う上で一番大切にしている「伝えること」とは、自身が伝えたい事を簡単にかつ、誤解のないように伝える事。

Giving simple and clear instructions are an essential teaching approach to obtain as a language teacher. It will affect the learners' motivation and learning process. 

説明を誤解のないように伝えることは、英語講師にとって習得すべきスキルだと考えます。時間をかけて準備したレッスンを計画しても、うまく伝えることができなければ、準備に費やした時間が水の泡となってしまいます。中には、難しく伝えてしまったばかりに、学生たちは理解をするのに時間がかかり、中には諦めてしまう学生もでてきてしまいます。

ここで2種類の説明文を比べてみましょう。

説明文A: In groups, complete the statement using a word from the textbook. 

説明文B: 1) Look at the reading text. 2) Complete the sentence using a word from the textbook.

どちらの説明文の方が見やすいでしょうか?

内容は同じですが、説明文Bの方が文章が短く、読みやすいと感じませんか?

Instructions(説明文)を作成する際のアドバイス!1)説明文は一文で説明しようとはせずに、何文かに分けること。教科書にあらかじめ説明書が書いてあっても、自身の学生のレベルにあっていない場合は変更すること。2)説明文はImperative form(命令形)を使用すること。

ポイントは「Imperative form」を使用することです。このスタイルで書けばより簡単に考えを伝えることができます。

最後に。

英語で授業を行う際、誤解なく伝えるためには、script(自分用の台本)を用意することも大切です。授業で言いたい内容・伝えたい内容を細かくメモをとることが重要です。時間がかかりますが、英語で教えるためには必要なプロセスです。このプロセスは、英語が母国語ではない教師だけが行うという限定的な事ではありません。英語が母国語の教師もこのscriptを書くことから始めます。なぜならば、「Teacher talking is different from a casual conversational language. 」(授業で使用する言葉遣いは普段の会話で使用する言語と違うからです。)英語が母国語であるないに関わらず、誤解なく「伝えること」は英語で授業をする際に、持っておくべき大切なスキルだと思います。

英語で授業をしているが、うまくいかない。英語で授業をしてみたいが、自信がない先生方にはぜひscript作りに取り組んでみてはいかがでしょうか。言葉にする内容を全部紙に書き出すことで、失敗をする確率は低くなり、その積み重ねが「自信」へと繋がります。

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