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ロバート・デ・ニーロに繋がる方法

実は私、ロバート・デ・ニーロさんにパンツを履かせた男なんです。

 いきなり何なん??と言わないでください。
履かせたといっても、赤ちゃんのように手取り履かせたわけではなく、ただ渡して履いてもらっただけですけど。

 普通のパンツ屋がデニーロさんにパンツを渡してもらう、なんてことできませんよね。そこには、自分でも想像していなかったような奇跡的な事件があったのです。
 しかし、これはただの奇跡ではなく、自分が今までビジネスにおいて発揮してきた「情熱」の賜物だと思っています。
そんな偉そうなことが言える立場ではありませんが、もしかすると皆さんの参考になるかもしれませんので、お話をしたいと思います。

 皆さん、スタンレー・ミルグラム「六次の隔たり(Six degrees of separation)」というのはご存知ですか?全ての人や物事は6ステップ(間に5人)以内で繋がっていて、友達の友達…を介して世界中の人々と間接的な知り合いになることができる、という仮説。
 例えば、日本人の今をときめくフィギュアスケートの羽生結弦さんや、アメリカのスティーヴン・スピルバーグ監督でも、誰でも友達を間に5人介せばたどり着くことができるのです。

 私の場合はたまたまですが、3人でデ・ニーロさんに繋がりました。
まず、元会社の上司。これは普通ですよね。

 その会社の上司の紹介で、通い始めた歯医者さん。まぁ、これも普通。

 次が普通じゃない。その歯医者さんが私がパンツ屋を始めてから、ずーっと応援してくださっていて、「著名人に包帯パンツを履いて欲しい!」という想いを語っていたところ、その歯医者に来ている凄い方を紹介していただいたのです。

 それが、世界中でNOBUやMATSUHISAという高級レストランを展開しているNOBUさん。突然、次元が大きく変わりました。途端にワールドワイド。

 そして、このNOBUさんのレストランを共同経営されているのが、ロバート・デ・ニーロさんだったのです。

 つまり、

元会社の上司歯科医NOBUさん→ロバート・デ・ニーロさん。

でも、このNOBUさんの紹介の仕方が粋なはからいだったんです。ある日、歯科の予約時間を変更して欲しいと先生から電話があり、変更したのです。そして、そこで治療を受けていると、入り口から大男がノシノシと歩いてくる。私は治療を受けている最中だったので、口を開けたまま見ると、

先生「野木さん、ご紹介します。NOBUさんです。」

野木「うごうごうごうご!!!!」口開いたままでの挨拶でした。    (表題のイラストのイメージ)

まぁ、こんな感じの初対面だったのですが、つまり、このたった3人の人の繋がりで目的を果たせたんです。

 でも、本当に知っていれば繋がっていくのでしょうか?この人数はあることを貫くと、意外と人数が少なくても済むのかも知れません。 

 その「あること」って何でしょうか? 

 それは「情熱」「誠意」だと思っています。いくら情熱があっても、そればかりだと、周りから「わがままな奴」とか「自分勝手」とか、暴走すると、そういう事を言われることもあるし、「情熱」があるから、紹介してやろう!なんて思わないかもしれません。

 しかし、そこに「誠意」というものが加わると、誠実な奴だから、紹介してやろうって事になるんだと思います。実際、私が会社を設立した46歳の頃は「俺が!俺が!」って感じの情熱だけの塊だったように思います。そんな奴に「紹介してあげますよ」なんてならないと思います。例えば、昔のホリエモンに誰かを紹介してやろうって思った重鎮はいないと思います。それくらい「情熱」「誠意」というものがセットにならないと、人は動かないんだと思います。

 だから、なかなか創業当時は人と繋がることはありませんでした。ではどういう失敗があって、どんな経験をして、「情熱」だけでなく、「誠意」がくっつくようになったんでしょうか。それを一つ一つ過去の経験や、失敗談を交えてお話できればと思います。

 でも、マジでどでかい失敗の連続です。まあこの失敗談は実は私、本を出してまして、そのあたりはそこに書いてあるので、次回以降で抜粋してお伝えできればと思います。

初回号 ここまでお付き合いくださり、ありがとうございました。次回の配信予定は・・・・・

来週月曜日の朝7時に配信したいと思います。毎週月曜日の朝7時にしようかな。お楽しみに。

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