桜花賞回顧【めざせ生涯回収率100%超え】
1着 ⑫ステレンボッシュ(2番人気)
2着 ⑨アスコリピチェーノ(1番人気)
3着 ⑪ライトバック(7番人気)
◎ 8着(5番人気)
○ 11着(8番人気)
▲ 5着(9番人気)
1000m通過 ラスト3ハロン
アルテミスS 60.0 33.6
(合計) 1:33.6
阪神JF 58.2 34.4
(合計) 1:32.6
フェアリーS 58.9 35.1
(合計) 1:34.0
エルフィンS 60.6 34.5
(合計) 1:35.1
クイーンC 58.7 34.4
(合計) 1:33.1
チューリップ 57.7 35.4
(合計) 1:33.1
フィリーズR 56.4 35.1
(合計) 1:31.5
アネモネS 58.6 36.0
(合計) 1:34.6
各トライアルの比較のため、コースや馬場の違いは一旦置いておいて、1600mに修正した時計は上記のとおり。
フィリーズRは1400mなのでこの時計を間に受けてはいけないのですが、それでもレースレベルが高い!と言われている阪神JFよりも1.1も速い時計なのは注目に値すると思います。しかも、これはフィリーズRの勝馬、▲エトヴプレが1頭で出した時計です。
当たり前なんですけどレースタイムって、ざっくり言うとリレーみたいなイメージ。飛ばして逃げた馬がバテて下がってきたところで、スピードがのった差し馬がバトンを受け取りゴールを目指す、みたいな。なので、基本的には速く逃げる馬を速い上がりの使える差し馬がかわす展開のレースの方が時計は速くなる。阪神JFはこれの典型で、淀みのない流れを勝ちきったアスコリピチェーノ、差のない2着のステレンボッシュは能力上位であり、レースレベルが高いと言われるのはこのような理由なのかと思っているのですが……合ってますか?笑
レースレベルは阪神JFが1番高いのは理解できたのですが、そうなると1頭で1600mを推定タイム1:31.5で駆け抜けた(妄想💦)エトヴプレって怪物級の能力の持ち主じゃない??フィリーズRまでは全て1200mを走っていたためスピードは申し分なし。フィリーズRの走りっぷりをみてると、あと200m、いけそうな気がする……。
問題はどの馬が逃げるのか。展開予想で良く見かけたご意見は、セキトバイーストまたはエトヴプレが逃げる、とのふれ込み。確かにトライアルでは2頭とも逃げて強いレースはしたけれど、だからと言って今回も逃げるだろうか??
セキトバイーストは前回完全に権利取りにきていた仕上げに見えました。パドックがかなりギリギリの仕上げって感じがして怖かった。だから今回は前には行くとは思うけど、逃げるまではしないのではないのかな?
エトヴプレ陣営も逃げない宣言をしています。枠が7枠15番と痛恨の外枠になってしまったし、そもそもが距離不安が囁かれている馬。前には行く思うけど、逃げない可能性は極めて高いと思う。
逃げ候補はやっぱりシカゴスティングかショウナンマヌエラ。シカゴスティングは阪神JFで逃げて、レースレベルを押し上げた立役者の1頭。楽に行けたら競りかけてくる馬はいないとみています。
で、2番手はショウナンマヌエラ。前走は逃げられなかったけど、生粋の逃げ馬です。普通にスタート切れれば外目の7枠14番でも2番手は取れるはず。ショウナンマヌエラについていけば、おのずとエトヴプレが好位をとれる!
白猫的最終的展開予想は、「シカゴスティングが逃げ、流れる展開にはなると思うが特段絡んでいく馬はなく、流れる展開でも前目~中団から良い脚が使える馬。外側に進路をとれそうな馬を上位に」でした。
フィリーズRではエトヴプレとの着差0.1の◎コラソンビートは阪神JFでも3着と、常に世代上位と言われてきた逸材。阪神JFでは直線では一瞬勝ったか!と思ったのも束の間、残り200mでパッタリ脚が止まってしまった印象。マイルは長かったかな…桜花賞はやっぱり無理かな…と感じていたものの、このフィリーズRは本調子ではない状態での出走。怪物(妄想💦💦)エトヴプレに食らい付いての2着。叩き2戦目、栗東滞在も慣れてきた時期でしょう。今回は枠も最高、楽にエトヴプレの直後外側を取れそう。前走後の伸び代を考えたらこちらの方がエトヴプレより上なんじゃないかな??と考えての本命です
○イフェイオン。こちらはフェアリーS勝馬ですが、今年のフェアリーSの1:34.0は過去10年最速タイ、かつラスト3ハロンが12.2-11.5-11.4の加速ラップ、さらに前目4番手でレースをしていたこの馬自身がこのラップを刻んだ、という事実は「前目~中団から良い脚が使える」にピッタリ!阪神JF上位組とはまだ未対決で、もしかしたら…の期待もしてしまいます。
レースはキャットファイト、コラソンビートが好スタート。どちらかが逃げるかな?と思ったら外からショウナンマヌエラがスルッと先頭に。その後ろにはエトヴプレもちゃんとついてきていて楽々2番手に!エトヴプレの内にコラソンビート、その後ろにイフェイオンという位置取りでしたが、いやーコラソンビート&イフェイオン、2頭とも見事に引っ掛かりましたねー😅ペースは最初の1000mが58.1ですから流れてるんですけど引っ掛かってしまいました。ヤル気ありすぎたんでしょうかね?コラソンビートは頑張っていましたが、やっぱり残り200m辺りで失速してるように見えます。さすがにあそこまで消耗してしまったら持たないですよね。勿体なかったですね。
イフェイオンは最後、あまり伸びない内に進路を取りながらもジリジリ伸びていました。やっぱり力はあります。今後も目が離せない1頭になりました。
そして頑張ったのは怪物エトヴプレでした!レースラップは
12.5-10.8-11.2-11.8-11.8-11.4-11.2-11.5
速いですよね!エトヴプレは終始逃げたショウナンマヌエラの外、1馬身後ろを追走していましたから、展開向いたレースではありませんでした。現に、エトヴプレ以外の掲示板に載った馬たちは道中後方の馬ばかりです。それでも勝馬ステレンボッシュに0.3差の5着です。これは怪物誕生です!!(大袈裟😅)今後は短距離路線に戻るのかな?1400mくらいでものすごく活躍しそうな予感。期待しかないですね!
エトヴプレに期待していたのは、藤岡康太Jも同様だったでしょうね。デビューから2戦の手綱をにぎりレースを教え、その後は兄佑介Jが引き継いで大切に育てた藤岡兄弟の結晶。手綱が戻ったGⅠで、エトヴプレの強さを存分に引き出そう!と考えていてくれたであろう康太Jが土曜日のレースで落馬。意識が戻らないまま、昨日逝去されたとの報道がありました。ジョッキーも馬も、いつでも死と隣り合わせ。当たり前の事実ですがやはり目の前に突き付けられるとたまらない気持ちになります。1競馬ファンですらこう思うのです。関係者なら尚更です。康太Jの周囲におられた皆様の心が回復するにはまだまだ時間がかかると思いますが、少しずつ穏やかな時間を過ごせる日が増えますよう、心よりお祈りしています。
日曜日のレースの回顧が金曜日に投稿されるという前代未聞の遅さでした💦なんだかどんどん文字数多くなってる気がする…もう少し文字数少なく、簡潔な投稿ができるように頑張りたいと思います。それではまた明日の予想で!
藤岡康太ジョッキーのご冥福を心よりお祈りいたします。康太J、本当にお疲れ様でした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?