✧11「曖昧と心臓」
こんばんは。ドクターです。
今日のおやつは、ここにきてから少しずつ育てていた、星の記憶と夢からうまれるアステリカの花の蜜でつくった、月夜のハーブティーを淹れましょうか。
そういえば。
誰ですか、ごきげんの浮かれ白衣なんてあだ名で呼んだしろいねこは。宇宙船が完成して悲しくなるほうがへんですよ。へんなの。
今日の彗星は不思議そうな顔をして、メモ帳の切れ端を渡してくれました。
第11回目のほしぞらラジオでは、それを読みますね。
星の海の惑星より、ドクターがお送りします。
【誰かの切れ端】メモ003、です。
☽ ⋆ ꙳
「
強く惹かれるものや、すきなものを自分なりに表現して、相手に伝える方法。
それが、私にとっては「絵や文章」だった。
小学生の頃からずっと、小説や絵を描いてインターネットの海に流してきた。ずっと、自分が思う美しいものを、美しい言葉や色で、自分なりに表現することを心がけてきた。
私の信じる世界は、自分の創造した世界にある。
世界観の構築を徹底させて、彼らを物語る。
ほしぞらラジオなんて、自分の世界そのもの。
きらめく星、夢うつつの天体、おぼろげな宇宙。
しずかな真夜中ラジオ、ふわふわおよぐことば。
しろねことドクター。青色の記憶。
(すきな表紙をもってきた。続けるごとに物語が進むnote。)
ぜんぶ、自分だけのものにしたくて、ラジオの表紙は使ってもいい画像を使うのではなくて、いつも私が作っている。
そうして読むラジオに、こだわりを注いだ。
理解しなくていい、できなくていい。でも伝わるとうれしい、空想を描いてる。(でも、やはり伝わる伝え方というのはあって、夢を描くうえでそれを習得したほうがいいのは分かっている。だが、手放せないのだ。その愛しい曖昧さを。)
Twitterにこぼしたことばと絵もおなじ。
(4枚目、5枚目、とあるゲームの写真より。)
夢をテーマに、病棟と星のイメージを添える。
幼い頃にみたプラネタリウムの記憶、メディアの影響を受けてきらきら輝く懐かしい夏の日、怖い夢、醒めないまぼろし、
自分がつくるものって、結局、自分の好きなものだから、なによりも信じることができるんだと思う。
信じていたいと思うよ、
メモ003「信じるものをみつけた。信じる世界を表現するのにふさわしいことばを増やして、もうすこし書き留めておきたいと思う。 空白の夢研究所 記録」
」
☽ ⋆ ꙳
お前に何がわかるんだ。
ということばを、よく見かけます。
明日のない花、沈み込んだ夢、呪いの瞳。彼らはそろって、そう口にすることが多いです。
でも、わからないんです。結局、相手の心なんて知ることができない。メスを入れて、その宝石を手にとっても、何も。
だから、すきなものを理解してもらえるのだって、難しい。心を持つと、厄介なことばかりです。
ああ、裏に何か書いてありますね。
「気が向いた場合、メモにある写真のIDで調べるとどれもすぐに見つけることができる。」とのことです。公開しているそうですね。
曖昧をことばで届ける方法、見つかるといいですね。
では、
おやすみなさい。
明日も夜を続けましょう。
☽ ⋆ ꙳
☽ ⋆ ꙳