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僕と娘の隔離戦争 10日目

今日でコロナ陽性発覚から10日目。
自宅療養最終日予定日。
朝から保健所からの連絡待ち。
妻は少しずつではあるけれど、
感染初期よりは改善してきていた。

朝から娘と2人、
救援物資で届いたオモチャで遊ぶ時間。
昼は同じく救援物資で頂いた、
レトルトのパスタソースを使ってパスタランチ。
そのレトルトソースが想像以上に美味しくて、
普段少食の娘がビックリな量のパスタを食す。
レトルトは、進化してる。

午後、予定通り保健所からの電話。
咳や腹痛、味覚嗅覚障害が残ってたとしても、
熱が下がって72時間以上経過していれば、
保菌期間は終了してるとみなされ、
自宅療養が解除された。
特段、確認の検査などはなく、
ほぼ100%自己判断。
社会復帰に関しては会社と相談するように、
とのこと。

果たして本当に菌が無くなったのかは、
ぶっちゃけ全くわからないけれど、
とりあえず、隔離生活は解除可能という事で、
久しぶりに家族3人で居間に集まった。
凄い平和を感じた。
地獄のような時間が、
ようやく終わったような、
そんな気がした。
もちろん、まだ気を抜けないし、
濃厚接触者の待機期間はまだ9日まで続くけど、
ひと山越えたのは間違いない。

長かった。長過ぎた。
コロナの当事者になる事が、
こんなにも大変な事なのかと、
家族全員身をもって体感。
死と隣り合わせの感覚。
張り詰めた緊張感。
優しさを失う疲労感。
諦めすら頭をよぎる虚無感。
辛かった。
でも、1つの区切りが、ようやく訪れた。

まだ全快ではない妻は、
極端に衰えた身体を少しずつ回復させるため、
明日から徐々に家の中でリハビリ。
僕は変わらず家事育児消毒。時々看病。
ようやく少し自分の時間が作れるかどうか。
まぁ、とりあえず、生きてるだけ、ヨシ。

10日続けたnoteも、
今日で一区切り。
今回家族が感染して分かったのは、
誰も助けてくれないと嘆くのではなく、
死ぬくらいなら誰か助けてと叫んだ方が、
合理的であるという事。
感染して苦しんでる人は本当に身動き取れないし、
その家族や周りの濃厚接触者もまずメンタルやられる上に、
一気にやる事増えてとりあえずテンパる。
そして優しさを失うため、その状況を理解してくれない人間に腹を立てる。
結果、疑心暗鬼が先行して殻に篭る。
そしてストレスは溜まり続け、体調が悪くなってきたり。
とにかく、感染者も、関係者も、
負の悪循環に入り込んでしまうコロナ。
これは、
メディアで騒がれてるようなマクロの話ではなく、
本当に感染した一個人のミクロの体験談。
負の悪循環から抜け出すには、
まず時間がかかるけれど、
もし、かかってしまったら、
忘れないで。
あなたの周りの大事な仲間を。
きっと誰かが助けてくれる。
自分が歩いて来た人生と、
そこに関わってくれた大事な人たちを、
信じる力が、コロナ戦争勝利の鍵。

まだ勝ててないけど、
鍵は見つけたので、
ここから改めて、勝ちに行こうと思います。

最後までお読みいただき、
ありがとうございました!!

また生きてnoteを書けますよーに!

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