赤坂 山王日枝神社 〜ふんわりスピリチュアル・お散歩録〜
この度赤坂にある山王日枝神社にお詣りしてきました。この度…というか実は今年の3月から3度お詣りしています。神社仏閣巡りは元々好きなのですが、同じ神社にこんな頻度で訪れたことはなく、何故?と不思議に思うくらい私にとって特別な場所です。パワースポットとしてとても有名な神社なので、なにを今更…と思われる方も多いと思いますが、行くたびに心がすーっと洗われて透明になるような気がするのです。
◇ 山王 日枝神社
〝山王さん〟と呼ばれ親しまれてきた日枝神社。お山の神様を祀っているから鳥居にお山がのってるのかしらと安易に想像していたのですが、調べてみると…明神鳥居の上に破風(屋根)がのり、仏教の胎臓界・金剛界と神道の合一を表している…のだそう。ですよね。深い意味がありますよね。
こちらが表参道なのですが、私はいつも裏参道から登っていきます。二度目はきちんと階段を上がりましたが常々運動不足の身。山の上に着く頃には息切れしました。。この53段の男坂を上がりきると出世運があがるそうです。
先日訪れた時は桜の頃で、訪れる度に四季の移ろいを楽しめるところも素敵です。
ご利益は商売繁盛・仕事運・出世運・良縁・安産。お宮参りや七五三のお祝い、婚礼に遭遇する率も高く、お詣りに訪れているのはビジネスマンやOLさんも多い印象です。
御祭神は山の神様・大山咋神(おおやまくいのかみ)。物事を始める時の導きの神様でもあるそうです。
本殿両脇に鎮座しているのは狛犬ではなく狛猿さん。山の守り神とされるお猿さんが使いとして重宝されたのだそうです。夫婦の神猿(まさる)さんは「魔が去る」「勝る」「縁(えん)」として、魔除・勝運・縁結びの信仰を深めています。
一度目、二度目は小雨や曇空でしたが、不思議と本殿でお詣りする頃に光がさしたり、横からスーッと風が吹いてきたり、雅楽が聴こえてきたり。お天気が不安定でもなぜかいつも心地よいのです。
今日は晴天。澄んだ青空にさらさらと心地よい風に吹かれながら藤が揺れ、白い蝶や蜂が舞う本殿をしばし眺めていました。
そのまま時間を忘れてしまいそうでしたが、境内にはまだ見どころが。
「山王稲荷神社」
山王社がこちらに移る前からこの地に鎮座している稲荷神社です。この地にもとからいた神様「倉稲魂命(うかのみたまのかみ)」がまつられています。商売繁盛・芸能の神様です。
「八坂神社」
本殿の神様 大山咋神(おおやまくいのかみ)の祖父神 素盛嗚神(すさのおのかみ)がまつられています。
「猿田彦神社」
道開きの神様「猿田彦神(さるたひこのかみ)」がまつられています。良い方向へ導いてくださる神様。仕事運・出世運のパワースポットとして有名です。
そして都内では珍しい鮮やかな朱色の千本鳥居。きらきら差し込む木漏れ日。まるで異空間につながっていそうです。
◇ 御朱印・お守り
神社めぐりといえばまず御朱印ですね。私は初めて訪れた時に並んでいただきました。
そういえば、御朱印にもある神紋の二葉葵。葵の紋は形としては知っているのですが、初めて本物の葵を見ました。貴重です。
山王日枝神社はかわいいお守りも多く、初めて訪れた日は長蛇の列でゆっくり見たかった為断念。有名なまさる守りもいつかいただこうと思うのですが、私はお狐様が好きで、お迎えしたのはこちらです。
こうしてみると、なぜかいつもは絶対に選ばない黄色ばかりお迎えしていて不思議。これにもなにか意味があるのでしょうか。。
◇ おわりに
東京の中心にあり、江戸城=皇居の裏鬼門を護る皇城之鎮 山王日枝神社。
都会の真ん中にあるとは思えないほど穏やかで緑も多く静かで澄みきった特別な場所。
私にとって心を浄める異界です。
以前とても忙しい最中に「神様がみてるから大丈夫」と言われたことがあって、そのとき一瞬「?」が浮かびましたが「そうよね」と妙にふぅっと落ち着いたのを覚えています。
それからなにかある度に「神様がみてるから大丈夫」と心で唱える魔法の言葉。
この言葉をくれた人に心から感謝しています。
目に見えないけれど不可思議な力はあるんだなと素直に感じる感性は大事にしていたいものです。
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