見出し画像

木造構造計算の高さについて その2

 先ほど、高さについて書きましたが、ここからは補足です。

 まず、建物周囲に高低差がある場合平均GLが発生します。先ほどのようにきれいに高さが決まらないのですが、構造上はどう処理すれば良いのでしょうか?

 基本は平均GLからの高さで計算します。計算書出したあとで、指摘されて変更だと、計算書一式を差し替えることになりますので、念のため確認してから提出したほうが良いでしょう。

 あと軒高に関して登り梁を使って小屋を組むと、原則的にその最上部が軒高になります。計算上不利ですし、3階建てなどだと9m超えになってルート2になってしまうことがあります。最初の頃にミスしがちなので、登り梁を使う場合は注意しましょう。軒高は最高軒高、という点は誰でも知っていますが、見落とすことがあります。

 構造計算では基本的に高さが高いほど、地震力、風圧力がアップします。その点に十分留意して設計してみてください。


サポートしてくださると嬉しいです。 部分的に気に入ってくださったら、気軽にシェアかコメントをお願いします♪