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中古のツーバイフォー住宅を買うときに最低限チェックしたい3つの項目

ツーバイフォー住宅は、そこそこ流通量がありますので、中古の取引も多いです。購入時相談もあるのですが、在来に比べて良質な物件が多い感じです(あくまで相談受けた感じ。相談の絶対数が違うのでそこまで信頼のある話ではないです)。

さて、多くのツーバイフォーの耐震診断をやってきた結果、中古のツーバイフォー住宅の傾向が見えてきました。

その1 ツーバイフォーかどうか?

 ツーバイフォーの耐震診断を申し込みをみてみると、ツーバイフォーでない物件に多く遭遇しました。ツーバイフォー縛りで物件を探している人は少ないかもしれませんが、ツーバイフォーと似たものをツーバイフォーと思い込んで購入する方も多くいます。洋風住宅や、ミサワホームのパネル工法をツーバイフォーと勘違いすることがあります。別にツーバイフォーにこだわらないなら気にする必要はありません。

その2 外壁面に壁が1/4以上あるか?変な平面、立面ではないか?

 ツーバイフォーは地震に強いと言われていますが、それはツーバイフォーのルールに則って施工されている場合に限ります。材料的には木造で、きちんとルールを守っていないなら、在来の木造とほとんど強度は変わりません。

素人的に見てわかるのが、最外周の外壁面に壁が1/4以上あるかどうかです。建物前面が7mであれば、壁は7÷4=1.75m最低でお必要になります。これを満たしてなくても大丈夫な場合はありますが、基本普通のツーバイフォーは満たしているので、これを満たしていないものは構造に留意していない可能性が高いので気をつけた方がいいです。

また、ツーバイフォーはサイコロのような仕組みで、各面を床、壁、天井で囲っているから強いのです、あまり複雑な形は向きません。雨漏りなども多くなりますので、中古で買うのであれば、シンプルな形の建物をお勧めします。

その3 増築や間取り変更を伴うリフォームをしていないもの

なぜかは、わかりませんが増築時にツーバイフォーの方式をとっていなかったり、必要な耐力壁を取り除くリフォームをしているツーバイフォーを散見します。やはり弱くなっていますし、場合によっては雨漏りや床下がりなどのトラブルも発生しやすくなっています。在来にくらべてもリスクが高いように感じますので、中古のツーバイフォーを購入する場合は、気をつけた方がよいでしょう。

オープン工法にも拘わらず、ツーバイフォーをよく理解していない不動産屋、建築士は多くいます。もし不安ならツーバイフォーを良く理解している建築士に相談することをお勧めします。


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