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アンコンシャス・バイアスとは

アンコンシャス・バイアス=「無意識の思い込み、偏見」
誰かと話すときや接するときに、これまでに経験したことや、見聞きしたことに照らし合わせて、「この人は〇〇だからこうだろう」、「普通、〇〇だから後だろう」というように、あらゆるものを自分なりに解釈するという脳の機能によって引き起こされる。
アンコンシャス・バイアスは日常的に溢れており、誰にでもあるもの。ただ、あることそのものが悪いわけではない。気づかないうちに、決めつけたり、押しつけたりしてしまうことが問題となる。人それぞれが同じモノをみていても、一人ひとり解釈は異なる。例えば、「真面目ですね!」と言われて、嬉しいと感じる人もいれば、何も思わない人がいるという具合。
アンコンシャス・バイアスがきっかけとなり、無意識のうちに相手を傷つけたり、相手を苦しめたりしていることがある。そういった事に対処するためにも、誰もがしっておいた方がよい概念として、近年注目をあびるようになった。

日常の中のアンコンシャス・バイアスの例
ステレオタイプ 人の属性を基に先入観や固定概念で決めつけてしまう
・正常性バイアス 問題や危険があっても、「私は大丈夫」と思い込んでしまう
・確証バイアス 自分の考えや経験則を正当化する情報ばかりを探してしまう
・権威バイアス 権威のある人の言うことは、間違いないと思い込む
・集団同調性バイアス 周りと同じように行動しようとする

アンコンシャス・バイアス対処法
①決めつけない、押しつけない
②相手の表情や態度の変化など「サイン」に注目する
③自己認知

アンコンシャス・バイアスへの向き合い方
過去の経験や見聞きしたことは、未来への貴重な財産であり、否定されるものではない。
一方、十把一絡げなモノの見方が悪影響をもたらすこともある、という意識を持ち続けることが重要である。
一人ひとり、その時々と向き合い、100人に影響がなくても、101人目に影響があるかもしれない、これまでに出会った100人の女性/男性はこうだったと決めつけずに、101人目は違うかもしれない、過去と今とでは違うかもしれないといったように考えることが大切である。


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