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読書嫌いな私が珍しくキャンペーンに参加しちゃうくらいおすすめの作品を紹介


みなさま毎日色々とお勤めご苦労様です。

さて、最近退職したこともあり少し余裕のある日も増えたので本を読んでみました。

ちょうどnoteで読書の秋キャンペーンやってたんで便乗してみますね。

元々「読書」が苦手なので、ずっと避けてきました。
おそらく高1くらいが最後。。。
無職ってのはすごいですね、そんな私に読書を復活させるくらい時間を作らせてしまうんだから。笑

さて、私が読んだのは瀬尾まいこさんの「君が夏を走らせる」という作品。
あ、瀬尾さんといえば、近年「そしてバトンは渡された」で有名ですよね。

ざっくりしたストーリーとしては
高校1年生のめちゃくちゃ不良少年が地元の先輩の子どもを1ヶ月間子守をする話。

まずこの主人公の太田くん。高校も行かずタバコ吸ってテキトーに過ごしてる男の子なんですけど、ほんとめっちゃええ奴なんです。笑
そんな不良男子が1歳児相手に奮闘。
泣き止まない、意思疎通できない、ご飯も食べてくれない子ども相手に
向き合う感じ。
だんだん喜ばせたい気持ちになったり、成長を感じたり、不良だけどホントは心優しい愛を持ってるんですよね。

1歳児の鈴香ちゃんの描写も本なのに思わず「可愛い」って思うくらい
うまく表現されています。

この関係性まじで尊い。

あと、思春期の頃に自分は何がしたいんだろうとか迷走する時期ありますよね。「別に夢とか無いし…」みたいな。
読んでるとそんな時期あったなーって思い出したりもしました。

そーいえば、瀬尾さんって元々、中学の教師をしてた方だそうで
すごくリアルに思春期の葛藤とか迷いみたいな、もやもや玉を書かれてます。

そんなリアルさもあって、この本を読んでると初心に帰るというか。
無職になった私も自分と向き合って何がしたいか振り返ってみようと思わせられました。

そんなこんなで、あっという間に読書嫌いな私が夢中になった作品。

とってもおすすめでした。


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