2024/8/13-2024/8/19

　その日の印象に残った曲と共に、短い日記を書いています。曲の考察記事ではありません。

8/13　Calvin Harris 「Holiday ft. Snoop Dogg, John Legend, Takeoff」

　頭の中に流れているメロディと曲名がつながらない。Googleで鼻歌検索をするも、うまくヒットしない。ふんふん歌いながら、それっぽいプレイリストを検索する。80年代くらいの夕暮れのビーチが似合いそうな、メロウな男性ボーカルの曲。たくさんありすぎる。わかりそうでわからなくて、もどかしい。
　疲れたところでラジオから聞こえてきた「Holiday」が心地よかった。今日の一曲にしよう。

8/14　Jimmy Noone 「Sweet Lorraine」

　経験者や長く学んでる人が、これくらい知っていて当然でしょ？と示すのがすごく苦手だ。「そのコミュニケーションしないと、進められない話してましたっけ？」と言いそうになるのを、私は毎度こらえる。学問や経験の入口に立つ（私設の）門番として、初学者に否定的な査定を加える。そういう言葉が、とにかく苦手だと思う時間があった。
　インサイド・ヘッド2を観た。話の筋を追うのは簡単だったけれど、感情や意識の仕組みがよくわからなかったので、話の前提知識を消化しきれなかった感覚がある。パンフレットを買えばよかったかもしれないな。
　とっつきにくいことをわかりやすく紹介するのに、私はずっと憧れている。親子連れやティーンに囲まれながらインサイド・ヘッド2を観て、これは私の憧れるやり方だなと思った。

8/15　木下航志「pray」

　これから出産する友人に、何か贈り物をしたくて駅ビルへ行く。
　なかなかプレゼントに適したものが見つからない。妊婦さんって、何でも使えるわけではないよね？あれ、妊娠経過によって使えるものが違いすぎない？そもそも、ともだちの嗜好がいつもと違うかも？ねぇ、友達にものをあげることが目的になってるよね。それは、私の自己満だよね？？
　ひとしきり考えて、自責して、ぐったりする。
　百貨店のソファに腰かけて、「妊娠」「妊婦」「プレゼント」「もらってよかった」「いらない」などを組み合わせて検索する。
　検索結果は予想と違った。妊娠祝いより、出産祝いとして贈った方が良いと書かれていた。いくら想像したって、刻一刻とかわる状況を満たす品を選ぶのは難しすぎた。彼女から報せをもらったら、何か贈らせてもらおう。

8/16　フジファブリック「TAIFU」

　台風にそわそわしながら1日を過ごす。YouTubeでウェザーニュースのライブ配信を流し、冷房の下でそわそわする。
　幼い頃もそうだった。母が自然災害のたびに、テレビをつけて、安全を確認していた。NHKの日もあれば、スカパーの天気予報専門チャンネルの日もあった。メディアは、淡々と現状の被害と予想を伝える。幼い頃から、強い雨の日はいつもそうだった。

8/17　Astrud Gilberto 「Água De Beber」

　あまり降りたことのない街で下車する。通りすがったコーヒー屋の豪華さに、私はおののく。中央に構えた螺旋階段が、客船のラウンジみたいだ。階段の後ろには円形の何かがたくさん展示されている。入口近くでは、品のあるお客さんたちがコーヒータイムを過ごしている。普段だったら気が引けてしまうのだろうけれど、今日は勢いで入店した。
　螺旋階段の後ろに飾られていた円形の何かは、昔のカップやソーサーや、コーヒーミルだった。博物館に入ったみたいで面白かった。お客さんは本を読んだり、小さな声でおしゃべりをしていたり、おのおのの余暇を過ごしていた。私と家族も、アイスコーヒーを飲む。意外にもコーヒーは300円台で飲める。いくつか試飲させてもらって、ラテに合いそうな、深煎りで酸味の少ないコーヒー豆を、買って帰る。

8/18　スピッツ「桃」

　果物屋さんの桃パフェを食べた。果肉がみずみずしくて、本当に美味しかったなぁ。そのあとは、散歩していたところで、台湾ビールを見つける。生ビールの文言にひっかかって、1杯飲むのとにする。展望台にのぼって、日が落ちるのを待った。ごはんは、野菜の美味しいイタリアンへ行った。
　数年前まではなんでも無い、お祝いの日。いまはコロナや人の混み具合、物価高なんかで、少し難しくなった遊び。
　私も家族もいい表情で、軽口を叩きあう。私達はマジメすぎるから、それくらいがちょうどいい。

8/19　Fennel 「drunker」

　いつも行っている整体に行く。大体飛び込みで行くので、1時間くらい待つ。今日は予約していったので、10分くらいで呼ばれる。スタッフさんに「予約って早く呼ばれますね」と言うと、笑ってくれた。
　シーズン2回めのかき氷をたべる。シロップが幾つか終わっている。夏が確実に通り過ぎて行っているな。