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2024/7/30-2024/8/5

その日の印象に残った曲と共に、短い日記を書いています。曲の考察記事ではありません。

7/30 アンジェラ・アキ「Rain」

 朝起きたてから、落ち込む出来事が起こる。その日に限ってリモートの打ち合わせが入り、宅配便はくるし、朝から外出できない。家での用事が終わった頃には雨まで降り出し、すっかり気晴らしのタイミングを見失った。
 作ったプレイリストを、初めてひとに褒められた。すごく嬉しかった。サブスクでシャッフル再生したときに、クボタカイ「Youth Love」とBUMKEY「COVID-19」を続けてきいた流れが好きすぎた。超キラキラしてた。キラキラした音を中心にプレイリストを選曲したのは初めてで、とても楽しく作ることができた。

7/31 雨のパレード「riot」

 野菜が高い。困った。どこかのSNSで40℃近くまで気温があがったら、野菜はとれないよと書いてあった。そりゃそうだわ。想像力が足りなかった。
 ラタトゥイユを作る。コンソメだけだと、味に深みが出ないので、冷蔵庫にあったあらゆる調味料をいれる。賞味期限の近い調味料を、美味しくたべるためとも言う。
 トマト缶、赤ワイン、にんにく、しいたけ粉、鶏ガラスープ、コンソメ、黒蜜、ケチャップ、レモンソルト、生姜、黒と白のペッパー。これだけ入れれば、味の奥行きも出るだろう。
 目論見通り美味しくできたけど、再現の難しいのが悔やまれる。

8/1 the band apart「8月」

 今日から8月だ。いちばん好きな季節がやってきた。洗濯物はすぐに乾くし、空が高い。今年は暑すぎるし、すぐに大雨も降るけれど、それでも1番夏が好き。ちょっとだけ日差しがやわらいだ気がする。外を歩ける時間が増えるのはうれしい。しかし、夏の終わりに着実に向かっているのは寂しい。
 知人から棒付きの飴をもらう。おみやげのお裾分けらしい。棒付きの飴なんて、何年ぶりに手にしたんだろうな。

8/2 Tinashe「Nasty」

 ベージュのサンダルを履いて制服を着た子が、目の前を通る。あまりに足に血の色がなくて、幽霊かと思う。同時に霧のような雨が降ってくる。どこかから降ってきたミストだと思うけれど、霧雨を更に細かくしたような見たこともない水の粒だった。幽霊みたいなガールと異常に細かい霧雨が、立て続いて怖かった。
 普段いかない街にいった。駅前で、行列が出来ている。野菜の直売所が決まった時間に現れるらしい。男の人たちが、地場野菜の入ったかごを並べている。せっかくだから並ぶことにする。真昼なのに15人位のひとが列をなしている。
 質の良い野菜をたくさん買えたときは、テンションが上がる。謎の野菜ハイ。晩ごはんに、水なすとにんじん2種ときゅうりを生で出した。新鮮な人参が、激烈に刺激的だった。

8/3 Half Mile Beach Club「Flowing」

 サブスクで偶然流れてきたHalf Mile Beach ClubをBGMに料理をする。自然とわくわくする音だった。通りかかった家族も、音に合わせて小躍りしている。
 宇多田ヒカルの公演を観に行った。大きな会場で、1万人を超える観客のいるショーだった。ライブを観ながら、ひとりの部屋で、買ってきたばかりのCDの封を開けて、ステレオの再生ボタンを押すような楽しみを感じた。寝室のドアを閉めて、誰にも見せない変な振り付けで、心のままに踊ったことを思い出す。なんだか不思議な記憶の連鎖だ。
 宇多田ヒカルの曲は、聞き手に「いっしょに遊ぼう」って、手を差し伸べてくれているように思う。彼女はどれだけ有名で、どれだけのひとが支持していても、作り手と聞き手の1対1の関係性を取り続けようとしている感じがする。
 ライブ中は、音の海で、音楽だけと向き合って、私の踊りを踊りまくった。変な動きが誰かの動画に残っているかもしれなくて、少しだけ恥ずかしい。でも、私は自分の踊りを踊る時間がいちばん好きだ。

8/4 浜崎あゆみ「Greatful days」

 使ってみたかったシートマスクを開封する。あまりの粘度の高さに驚愕し、検索する。SNSに書き込まれている感じだと、美容液がとろとろ過ぎて驚いているひとも多そうだ。少し安心して、顔に貼る。
 コワーキングスペースにいく。老若男女がいる。ここは日常の避暑地や、フリースペースなのかと気づく。おやつをいただきながら、つらすぎてなかなか読み進められない課題本を読む。課題を読むためにおやつに心を守ってもらう。3時間で、10ページくらいしかすすめられなかった。
 帰りに寄ったスーパーで、うなぎが半額になっていたから買って帰る。あした初めての二の丑をすることにした。

8/5 B'z「Thinking of you」

 昨日しこたまおやつを食べたので、体重が増えた…!節制しようと思いつつ、朝はパン屋のパンをたべる。1個100円だったから、仕方ない。
 まだパンが余ったので、海へ行くことにした。昨日、課題の本を読んでからずっと考え続けているから、強制的に思考のループを断ち切るために行くことにした。波の音を聞きながら、日の光を浴びる。
 海辺でカレーパンを食べる。砂浜では、とんびやかもめが飛んでくるから、日陰でこっそり食べる。パンを食われたら怖いし、痛いし、ひもじい。帰り際にコンビニへ寄る。コンビニから出たら、メガネが真っ白にくもる。海辺はまちなかより気温は低いけれど、湿度がとんでもなく高いんだなと気づく。

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