見出し画像

#43 宮城県民が中国ビザを取得するまでの苦難の道のり〜近くて遠い新潟〜

どうやらわたしの身に付いたムダは、贅肉だけではないようだ。
今日は自分の行動のムダというのに眩暈がした。
冗長性があるとかそういうレベルでない。
非効率、非生産的、ムダ。
トヨタ生産方式のセミナーとかに出たら、わたしのムダも少しは削ぎ落とされるのだろうか。
いや、きっと、ぶった斬られて、ニクヘンひとつ残らないかもしれない。

東京ビッグサイトにある東京中国ビザセンター

新橋でゆりかもめに乗り換え

恥をしのんで、一体何があったのかお話しよう。
今日わたしは娘ベビ子の中国行きビザ申請のため、東京ビッグサイトにある「東京中国ビザ申請センター」に、埼玉から1時間半かけてやって来たのだ。

すると、なんとまあ…。
申請には本人が来ることが必須、代理申請は不可だという。
(行く前に調べろ…自分にオコ😡プン)

しかも、だ。
ベビ子は現在、宮城県仙台市在住。
東京中国ビザ申請センターの管轄は大使館管轄区域(東京、神奈川、千葉、埼玉、長野、山梨、静岡、群馬、栃木、茨城)なので、宮城は含まれない。

ハハハ…どうやらわたしは、ベビ子が可愛いあまり、彼女が仙台へ移住したという事実を潜在意識レベルで受け入れられていなかったようだ。
しかしまあ、ベビ子の魂はきっと埼玉にあるから、ビザの申請ってやつも、東京でお願いできないだろうか。
…はい、無理ですね…。

つまり、わたしがゆりかもめにどんどこ揺られ、往復二千円かけてここ東京ビッグサイトにやって来た意味は、一つもない。
完全なる時間と金のムダである。

東北エリアを管轄するのは在新潟中国総領事館

新橋で食べた白ミートソースパスタ

そしてだ、宮城県を管轄するビザセンターというのが、新潟県にあるのだという。
確かに明治21年、日本で一番人口が多かった県という栄光の時代が新潟にはあるが、今、東北地方の人口、交通の利便性No.1は宮城だろう。

そもそも、新潟は東北地方ではない。
中部か、北陸か、甲信越か、アホなのでちょっとどれなのか分からないけど、東北でないことだけは知っている。
なのに、宮城県人が中国ビザを申請するには、是が非でも新潟へ行けというのだ。

※2016年10月27日から、東京ビザセンターでは管轄外からの中国ビザ申請を受け付けていない。新潟・宮城・山形・福島の中国ビザ申請は、「駐新潟中国総領事館」でのみ受付可能。とのこと。

ああ、無情…!

いや、新潟に恨みはない。
コメは新潟産が一番好きだし、越乃寒梅も愛している。
ただね、宮城から新潟って、めちゃくちゃ行きにくいのだ。
直線で結んだら200キロちょっとしかないのに、こんな選択肢しかない。

上海-東京を移動する方がはやい…

むしろ、東北新幹線で大宮までくだって、上越新幹線で行った方が早いんじゃないか?

うっかり何も考えず、「母、土曜日ついてこうか」なんて送ってしまったけど、秒でメッセージ取り消しを押しといた。
危ない危ない…。
時間と金のムダがさらに増すところだった。

しかし、一番大変なはずのベビ子は、なぜか文句を言わない。
なんでじゃろと思ったら、「新しい彼氏が、新潟出身だから新潟を見てみたい」らしい。
(遊び人まさおとはついに破局)

ふーん…。
あっそ。

ちょっと新潟着いて行こうかなと思った気持ちが一瞬で冷めた、娘の恋バナがあんまり面白くない心の狭いわたしであった。🙄

おわり


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?