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想像力が心を守る

元芸人のユースワーカー今井です。

今年の年末年始は、マクドナルドでいっぱいバイトをしていました。
年末年始なのに、めっちゃ忙しかったです。
年末年始って、かなり特別な日ですよね?
マクドナルドを選んでくれるって、嬉しい限りです。
マクドナルドを、特別な場所だと思ってくれている。少なくとも、マクドナルドがその人たちの特別な日を彩っている。
「よいお年を」
「あけましておめでとうございます」
そんな言葉を商品を渡すときに伝える年末年始でした。

年末年始は、若者も活発になります。
ヤンキーさんも活発です。
大晦日、家族で過ごす人が多いこの日に、10人ぐらいのヤンキーが来店されました。

通路をふさぎ、大声で騒ぐ。
挙げ句の果てに、僕が「すみません、後ろ通ります。」と言うと、
「勝手に通れやボケ」


すっごく嫌な気持ちに・・・


なりかけました。

その時、なんでこんなこと言うんだろうと考えたら、いろんなことを想像して悲しくなってしまったのです。


この手段でしかコミュニケーションが取れないのか
お店で広がって騒いだら迷惑だということを誰にも教えてもらえなかったのか?気づけなかったのか?
そもそも大晦日の日にこの過ごし方を彼は幸せに感じているのか
将来に対しての不安はあるのか


いや、悲しくなったという表現は間違えていました。
僕から、その言葉に対しての「嫌だなー」という気持ちがなくなりました。
なくなったどころか、彼に興味すら湧きました。

想像力って、本当に大事ですよね。

言葉で伝わることなんて、たかが知れてていて、その裏にはその人の考え方とか人生がある。
この人は何が伝えたいんだろう。この行動や言動の裏には何が隠されているのだろう?
そんなことを考えていると、短絡的に苛立ったり嫌な気持ちになったり誤解をしなくなったりするんだなと気付きました。

これがまぁ、心が楽になるわけです。

自分を苦しめる、他者の言葉や行動が、想像力を膨らますとストーリーになる。
映画やドラマでは、僕らがする想像の部分が映像で流れるから、嫌なことを言う人も、ただの嫌な奴ではなく、そんな態度をとるしかなかった。みたいな描かれ方をするし、もっぱら実は良いやつだったという展開も多いです。

これを、現実世界でも作るとおもしろいなと思います。
家族や恋人や上司や部下や友達は、みんなそれぞれにその人が主人公のドラマがある。
その想像力で接すると、彼らの言葉一つ一つに奥行きがでるかもしれません。
そして、そのドラマに出演している自分が、彼らのドラマのどんな役柄になれるのか?
僕は、良い役をもらえるように頑張りたいなと思っちゃいます。

おしまい

PS.
僕の人生も、ドラマにするにはまだまだ面白味が足りないので、面白くできるように頑張ります。
まだ、メインの役が埋まってないぐらいな気がするので、僕のドラマに出てくれる人は、ガンガン連絡ください。

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