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記事一覧

【コぐるみ創作バトル!】気の若いナイスじいさん~後編~

この創作は【コぐるみ創作バトル!】の作品になります。 ※詳しくは下記をご覧ください。 ■前編はコチラ ■着ぐるみのイラストはコチラ は?大沢たかお?え?王騎将軍?……いや吉沢亮の要素ゼロやん!!前編であれだけ丁寧に振っておいたのに全て白紙やん!!後編で温めていた【オレオレ詐欺の犯人に「日和ってるヤツいる?いねぇよなぁ!」と叫ぶ展開】が全部台無しやん!! 鬼か!いや鬼ぐるみか! #上手いこと言ってる場合か 鬼ぐるみが見事僕の構想をぶち壊してきました。エスパーかよ!と思う

【コぐるみ創作バトル!】企画説明&お題募集!

「冷やし中華はじめました」の季節ですね。 この度、着ぐるみとコッシーは 『創作バトル』をはじめます。 中川貴雄さん✖️おだんごさんの大喜利往復noteという豪華共演に大興奮し、刺激を頂きました。 「俺たちも2人でやろうぜ!」とコッシーが言ってくれたので、 相談の結果、僕らはバトル形式でやってみる事にしました。 着ぐるみはイラストで、 コッシーは文章で、 ペンと想像力を武器にバッチバチの真剣勝負です! バトルって何やるの?って思いますよね。 ルールはこちら💁 このバト

【コぐるみ創作バトル!】気の若いナイスじいさん〜前編〜

この創作は【コぐるみ創作バトル!】の作品になります。 ※詳しくは下記をご覧ください。 今回のお題はシロクロさんからいただきました『気の若いナイスじいさん』です。 ******* 吉澤了一は待合の椅子に座って振込詐欺のポスターをボーッと眺めていた。【被害総額20億円を超えています!】とデカデカと派手な文字がポスターの下段を占めている。なんであんなものに引っ掛かるのだろうと了一は疑問に思っていた。息子の声くらい親なら判別しろと腹立たしささえ感じていた。 ただ、そんな自分も7

【炭酸刺繍】炭酸的機密暗号

しゅわしゅわ しゅわわわ わわ  ぱちぱちぱち しゅ~~~~わわわ しゅわ ぱち ぱちちち ぱち 暗号入手 暗号入手 よし、すぐさま解読機にかけてみろ ホンジツモ カイセイナリ ユウハンハ トンカツガイイ ビールモ ワスレズ タノム 藤家秋さま 参加希望です。よろしくお願いします。 マガジン収録ありがとうございました〜!

【ショート】夜光おみくじ #毎週ショートショートnote

ちかちかと星の瞬く暗い夜。 スーツ姿の男二人が人のまばらなホームの片隅にぼんやりと立ち尽くしていた。 「これがあの銀河鉄道・・・」 メガネの田中がつぶやくと、ツレの山田がこわごわと田中の顔を覗き込んだ。 「俺らやっぱり、あのまま死んだの?」 「たぶんな」 そんな二人の前に帽子を目深にかぶった怪しげな男が現れて、小さな木箱を差し出した。 「夜光おみくじ、買わんかね?」 折り畳まれた白い紙片を田中がそっとひらく。 するとおみくじはポッと燃え上がり、暗闇の中にゆらゆらと

【ピリカ文庫】越中ちりめんパーティ

きりりと澄んだ青空に、ぴーよよよとひよどりが鳴く。 「姉さん、秋高しってのはこういう空のことを言うのかねえ」 よく整備された街道を踏みしめながらおいらはすぐ隣を歩くお鉄姉さんに声をかけた。 しかし姉さん、おいらの話なんて聞いちゃあいない。渋〜い顔した姉さんの視線は少し先を歩くスケ四郎とカク之介のもとにあった。 「ドジョウにしよう」 「いーや、蕎麦だ」 この二人は口をひらけば喧嘩ばかり。 なかでも食い物のこととなるとどちらも決っして譲らない。 「今は蕎麦って気分じゃね

【ショート】新説なピン札 #毎週ショートショートnote

旧説の縛りを嫌ったピン札は新説を求めて勝手に自由に飛んでった。 伝統も忖度も、目的ありきの方向づけも全部イヤ。 ただ、何にも囚われずに飛んでたい。でないと楽しくないからだ。 ピン札はあっという間に姿を消した。 もうどこ行っちゃったか誰にもわからない。 (121文字) 今週の表のお題

【短編小説】紅葉鳥 #シロクマ文芸部

紅葉鳥。 鹿でも鳥でもないけれど、紅葉といえばこのあたりじゃやっぱりもみじ饅頭だ。 宮島への出張帰り、妻が好きだというもみじ饅頭の名店『じいじい堂』を探してフェリーに乗り、島へと渡った。 気持ちを言葉にするのは苦手だが、俺は妻を愛している。ひと言「好きだ」と伝えるかわりに島中を歩き倒してじいじい堂を探し回るのが俺のやり方だ。 手持ちの時間の全てをつぎこんで必死こいて島を巡ってみたのだが、じいじい堂はみつからない。 「いったいドコだ。じいじい堂ってドコにあんだよっっ」

【童話】選択的天草四郎ライフのすゝめ #ウミネコ文庫応募

むかーしむかし。あるところに天草四郎が住んでいました。 実は。彼にはひとつ、大きな悩みがありました。 それはみんなが彼を天草四郎だと認めてくれないこと。 彼がどんなに声高に「ボクは天草四郎だ!」と訴えても、だーれもそれを信じてくれないのです。 「違うよ。おまえはどー見たって勝海舟だよ」 「勝海舟なんかじゃない! ボクは天草四郎だッッ!」 「いーや、勝海舟だね」 ってなかんじ。 ところがある日のこと。 唐突に、彼は気づいてしまうのです。 自分が勝海舟だったということに。

【ショート】なるべく動物園 #毎週ショートショートnote

「ナルベクドウブツエン」 出社初日の挨拶でペルー人留学生の女の子が残した言葉に、T設計建築課の面々は静かにどよめいた。 (なんだ今のっ) (ペルー語かっ) しかし謎はすぐに明かされる。 「『自律的に動ける人材になりたい』って言いたかったんだって」 課内一のコミュ力を誇る高橋の調査によれば。 ナルベク → ~に成るべき ドウ → ~する → do (=自律的に動ける) ブツ → (人)物 エン → 本人記憶なし 「なあんだ。そういうこと」 ーーーってのは全て私の

【エッセイ】ヒマワリへ #シロクマ文芸部

↑ こちらの投稿ですが、今更ながら小説・詩歌・エッセイのどれにも当てはまってないな!ということに気がつき、急遽エッセイを加筆しました。 つぶやきがプロローグ、以下が本編となります(^^)/ いきなりですが私はトタン写真を撮るのが好きでして、ナイストタンをみつけるとついついスマホを構えてしまいます。 が、しかし。 厳密にいうと『好きだから撮っている』っていうのとは少し違う。 おそらく『気になるから撮っている』。 私には『なんだか物凄く気になるのに、気になる理由がハッキ

ヒマワリへ。 いや間違えた、ピリカさんへ。 よろしかったらこちらのナイストタンをどうぞ。 荒ぶり度高めのトタン建築photoでございます。

【ショート】告白水平線 #毎週ショートショートnote

穏やかな夏の日の夕暮れ。 水平線に向かって口を開く少女がひとり。 「横浜流星さん好きですっ。つきあってください!!ーーーウン、いいよ」 一人二役の告白と承諾の小芝居。 これが何だかわかりますか? ーーーハイ、そうですね。言霊の実験です。 彼女はもう、かれこれ3ヶ月以上もこの実験を続けているのだ。 そして、そんなある日のことである。 「横浜流星さん」 「橋本環奈ちゃんっっ」 「「好きです、つきあってくださいっ。ーーーウン、いいよ」」 「「ーーーえっ!?」」 松の樹

【感想】あたたかいゆでたまごをあじわう

 今週の「シロクマ文芸部」さんのお題【文芸部】で、シロクロさんの、この作品に心を鷲掴みにされましたので、ネタバレをしないように注意しながら、感想を記録しておきます。  冒頭の(A監獄文芸倶楽部)から、その発想に驚かされるところですが、私の固定観念を壊したのが、 『あったかいゆでたまご』 という言葉でした。私は何となく「ゆでたまごは冷たいもの」ということに囚われていましたので、 「そうか、あたたかいゆでたまごも美味しそうだ」 から始まり、 「何故」「どうして」「どのような背景