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リモートワーク:独身だからといって暇だと決めつけるな

リモートワークのペースもつかみはじめ、こつこつちょっとでも不快なことを快適な状態に環境アップデートしつづけてみたら、ようやく自宅で働くことが快適な状態になってきた。やっぱりワークチェアに投資したのは大きかったな。

さて。先週、緊急事態宣言が出たことにより保育園へお子さんを預けられなくなった同僚がたくさん発生した。これまでは保育園でお子さんを預かってくれるからこそ、リモートワークでも働けていた人が多くいたわけで、お子さんが自宅にいる状態でお世話をしながら仕事をすることの難易度が上がることはとても理解できるし、大変だなと共感もできる。

しかし、だ。思わぬことが起きた。

すべての子を持つ人ががそうだとは言わないが、一部の同僚が保育園にお子さんを預けられなくなったがゆえに、なぜか独身者に仕事がその分アドオンで割り振られるという理解不能なことが起きている。

とても違和感を感じるのだ。その、決定プロセスに。
(もちろんこれはうちの会社のマネジメント層が愚かであるだけなんだけど)

組織で成果を出す以上、状況に応じて他者がそれを巻取りスピードを落とさないようにするという決断自体はなんの異論もない。

ただ、そのプロセスにおいて
「独身者→子どももいないし、自由な時間が多い」
という一方的なジャッジによって、仕事が降ってくるというプロセスと、それを理由に仕事を渡されることに対して断固NOと言いたい。

独身者だったとしても、介護をしていたり、実家の両親の世話をしていたり、会社の同僚には開示していない(できない)パーソナルな事情があったり、大学院に通っていたり、個人には様々な人生と生活がある。

それなのに、まるでそれが存在しないかのように、そして許されないかのように、独身だからという理由でそれは自由な時間がありあまっている人であるという認定をするのは本当に理解ができない。

結婚していること、子どもをもっていることはその人の選択であり、わたしが独身でいることもそれもまた私の人生の選択なのである。その選択はそれぞれ尊重されるべきなのだ。どちらか重たい、正しいというものでもない。まずは私がその仕事を受け取る余力があるかどうかを尋ねることもなく、まるで私はその仕事を拒否できる理由がないかのような体で、仕事が割り当てられるその様がとても受け入れがたい、そしてそれが自分の身に発生した。

保育園にお子さんをあずけられず、自宅でお世話をしながら仕事に取り組まなければならない状況については本当に大変だと思う。それであれば、まず自分でどうやったらこれまでどおり仕事をこなせるのかを考えてほしい。これまでと状況が変わったわけなのだから、質を落とす、スピードを落とす、やらないことを決める、などまず調整できることをやりきってほしい。子どもがいることを免罪符のように都合のいいように使う一部の人に対して私は本当に残念に思うし、そういう人を助けたいと思わない。なぜなら、独身者にはそのリターンが来ないことがこれまでの経験からわかっているからだ。

ということで、仕事を渡すときにわざわざ言う必要のないことを言うマネジメント層のせいでその仕事を受け取る気もなくなるんだけど、「独身だから」という理由で盲目的に暇だから仕事を振っていいと思うようなくずマネジメントはそのポジションを降りていただきたい。







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