(韓国語)連結語尾と助詞の組み合わせ 【-니까, -면, -는데/ㄴ데】 #27
今回は助詞とあまり組み合わさることがない -니까, -면, -는데/ㄴ데 についてまとめて解説します。助詞の側から見ると、-는/은 が -니까, -면 に付き、-야 が -면, -는데/ㄴ데 に付きます。そして -도 が -는데/ㄴ데 のみに付きます。
助詞との組み合わせでこれまでに取り上げてない連結語尾では -더니、-(아/어)도 がありますが、-더니 は -니 の後に助詞が付かないのと同様助詞が付かず、-(아/어)도 はすでに -도 があるためか、これ以上助詞が付かないようです。
-니까는, -면은
-는/은 が付いた -니까는 と -면은 を見ましょう。-니까는 の方は、だいたい -니깐 で用いられます。また -니까 は「〜したら」という(仮定)条件と「〜すると」という(確定)条件の2つの意味を表しますが、この意味の違いに関わらず助詞が付きます。-니까는 と -면은 に関しては、話しことばでよく助詞が付く、程度のことしかよくわかっていません。-니까는 についてはこれのみで文を終えるときによく用いられますが、意味の違いは明らかではありません。
-면야, -는데야/ㄴ데야
-야 が付く組み合わせを見ましょう。まずは -면야 から。-면야 の場合、多くは -ㄴ다면야 の形で用いられます。2つの用法があり、-야 が「当然」というニュアンスを表す場合と、反語文のような形で、前半部で述べることの可能性が低いということを表す場合です。
まず -ㄴ다면야 の例を挙げます。(3) の訳には反映させていませんが、「当然問題ないですよ」というニュアンスがあります。
次に反語文のように用いられる例です。この例では「お金があったら」ということがかなり可能性の低い仮定であることが述べられたうえで、「どれほど幸せだい?(いや、お金がないんだから幸せでもないよ)」といったことが述べられています。
次に -는데야/ㄴ데야 の例を見ましょう。-ㄴ다면야 の例でも見たように、-야 は「当然」というニュアンスを表します。この例では「当然返してあげるしかない」というニュアンスを表しています。
-는데도/ㄴ데도
-는데/ㄴ데 の意味は様々ありますが、-도 が付くと「〜なのに」という意味がはっきりします。書きことばでも話しことばでも用いるのですが、今回話しことばを中心に調査した結果、どうやら例のように文末が疑問になることが比較的多いことがわかりました。
また、「(時間)なのに」、例えば「真っ昼間なのに」とか「週末なのに」というときもよく -는데도/ㄴ데도 の形を取ります。
さて、これで長かった「連結語尾 + 助詞」シリーズも終わりです。余力があれば連結語尾ではなく助詞の方からも考察をしたいところですが、詳しいことは別の機会に譲りたいと思います。ただ、これまで見てきてわかるかもしれませんが、とにかく -는/은, -도 はたくさんの連結語尾に付くことができるというのが特徴です。
次回は「連結語尾 + 助詞」シリーズのまとめと補足として、連結語尾に -는/은 が付き(仮定)条件を表す例について改めて解説したいと思います。
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