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出版説明会というところに行って
先日、絵本を公募に出した。
でも、公募に出したけれど賞を望んでいるという事ではなくてただ描いてみたかったお話を応募しただけで。
賞の発表が終わった頃に出版社さんに相談をして本にする方法を教授してもらうつもりだったの。
でもたまたま予約が取れたので、昨日その出版社が行う一般の人向けの説明会というものに参加してみたのです。
説明会の場所は目黒雅叙園でした。
目黒駅からすごく急な行人坂を下った先にあるホテル。
大雨だったので長靴を履いて出かけました。
目黒雅叙園は、普通に入ることは拒まれるような佇まいで、長靴姿の私は、少々躊躇しましたが、予約を入れた説明会の会場なのだから、と堂々と足を踏み入れました。
入り口付近にあったお七の井戸。
八百やのお七、短歌になりそうな。
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目黒雅叙園はとても和でした。
美しい朱の色で橋を模倣したような廊下。
そこを歩いてエントランスへ向かいました。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/79037006/picture_pc_efb623508bdad517dafbe59ad8cb2931.jpg?width=800)
吹き抜けの美しいエントランスでは、綺麗なドレス姿の花嫁さんが幸せそうにお写真を撮っていたので、その場は内装などに酔いしれることをせず、いそいそと通りすぎました。
会場はそれなりの広さで参加者は30人ほどいたでしょうか。
参加者のほとんどは定年退職を迎えた紳士と気品のある奥様方。
堅苦しくなくやわらかな笑顔で説明をしていく若い女性の編集者さんをみていると「一体この説明会はどう言ったカラクリなのか」とふと考えてしまいました。
無料の説明会。出版に対するノウハウを教えてくれる。個別相談もある。コストばかりに思うえるこの説明会のメリットはどこに。
ま、自費出版費用で専属の編集者さんがつくのであればこちらにしてみたらメリットだらけなのですが、編集側が大変だろうな。
そんな中で最もびっくりしたことが2つ。
ひとつは、書く題材が決まっていなくても良いこと。
ふたつめは、構想があるけど書くことができなければゴーストライターを立てることができるというシステムがあること。
ゴーストライターって公なんだ。
今年の3月に出版した紳士の方が
「自分は何もテーマがなかったけれど、とにかく出版をしたくて。でもこうして出版できたのでみなさんもできますよ。」と。
お話は面白かったけれど、そんなにも手厚く編集者の方が手助けしてくれるとなると、会社としてのメリットはなんなのだろう、とまた考えてしまった。
しかしこんなにも自費出版という世界はラフだったんだね。
最後の30分で、一人5分から10分程度ということで個別相談会が始まった。
きっとたくさんの人が一斉に動き出すと思ったので私は少し様子を見ることにした。
案の定、紳士と気品ある奥様方が遠慮がちに、でも我先に、我先に、と編集者の前に列を作っていた。
そうよね、そうなるわよね。
そう感じながら、やはりこんな素人相手に本を出版させて、編集者の稼働費はちゃんと自費出版費用に入っているのだろうかと、心配になってしまった。
なんとか、私の番が来て、色々と相談に乗ってもらうことができた。
こうして小さなツテができたことで私の自費出版への道筋ができたのかな、っと思っている。
ま、焦らないでゆっくりと行こう。
そうそう、気になったことがもうひとつ。
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目黒駅で出口を確認していたときに見た案内看板。
寄生虫館って。。
どんなだろう。
好奇心ウニョウニョ🐛
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