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22時寝/5時起きにしたら体調が最高|夜型じゃなかった…

しろくまです。

朝型か夜型か。クロノタイプといい、生まれつき決まっているそうです。

自分はというと、ずっと夜型人間だと思っていました。
物心付いた頃から朝に弱く、お恥ずかしい話ですが、学生時代は遅刻常習犯でした。

大学は夜間部だったため朝早く起きる必要がなく、帰宅は23時頃。
しかも当時はVTuberに夢中で、夜中や明け方まで続くような長時間配信も見ていたため、完全に昼夜逆転生活でした。
早くて3時、遅いと7~8時頃に寝ることも。

流石に「もうすぐ社会人なのにマズい!」と大学3~4年あたりは頑張りましたが、それでも8~9時起床が限界で、「やっぱり自分は夜型人間なんだなあ」なんて漠然と思っていました。


そんな私が、今は22時に寝て、5時に起きる生活をしています。
とにかくメンタル好調で、体調も良い。

休日でも6時前後には起床し、週末や休日で帰りが遅くなっても、土日で調整して元のリズムに戻すことができています。

今回は、朝型生活に至るまでの経緯と、朝型のメリット/デメリットについてお話しします。



思っていたより時間がない社会人生活


今年4月から晴れて社会人デビューしたわけですが、最初の3ヶ月は丸々研修期間で、ひたすら勉強の毎日。

4月と5月はほとんど在宅で、たまに出社日が設けられていました。
在宅日は8時起床でも間に合うので、出社日だけ頑張って6時起床という生活です。学生時代の生活リズムからの移行期間としてはうってつけだったと感じています。

6月から研修内容が変わり、毎日出社に切り替わりました。ここで初めての週5出社を経験するわけですが……。

社会人、時間無さすぎる!!!!

  • 睡眠 7時間

  • 朝の支度 1時間

  • 通勤 3時間(長い……)

  • 会社 9時間 ※拘束時間

  • 夕食/入浴/弁当作り/洗濯/その他 2~3時間

これで合計22~23時間です。
つまり、自由に過ごせる時間は1時間ほど。

定時上がりでこれなので、思っていたよりずっと時間がないことを痛感し、焦りを覚えました。世の先輩社会人方には頭が上がりません。

とにかく、その貴重な1時間を有意義に使わなければ!と考え、ダラダラとYouTubeやSNSを眺めることはなくなりました。VTuberの配信もめっきり見なくなり……。

こうした経緯を経て、学生時代に比べれば格段と生活リズムは改善したのですが、問題点が一つありました。

それは、夜22~23時の1時間にやれることって結構限られるということ。

寝る直前なのでブルーライトは避けたい。夜は電球の照度も落としており、勉強や細かい作業にも向かない。というか、そもそも一日の終わりで疲れているので、やる気も出ない。

ということで、本を読んでいました。読書なら、暖色系で照度が低くとも手元を照らせば問題ないし、目も疲れません。

読書は大好きなので楽しみながらも、心のどこかで引っ掛かりがありました。やりたいことは読書以外にもあるのに、夜だと選択肢がないな……と。


徐々に早まる起床時間


3ヶ月間の研修を終え、7月から正式に配属されると、さっそく問題が発生。

配属2日目にして30分以上遅刻したのです。
人身事故の該当車両でした。
実は私の使用路線、異常レベルで遅延が多いのです。

遅刻理由としてはもちろん仕方ないのですが、遅延が多いと分かりきっている以上は乗る電車を早める必要があると感じました。(ちなみに早めた結果、遅延がほぼなくなりました。やはりラッシュ時は特別多いんですね……。)

家を出る時間を早めると、6時起床でも間に合うとはいえ、ちょっとバタバタしてしまって余裕がない。

そこで、少しずつ起床時間を前にズラし始めました。
初めは5時40分。なんか半端だから……と5時30分。そして5時。
それに伴い、就寝時間も同じだけ前にズラしました。

自然と、夜に何かをする時間が少なくなって、「明日の朝やるか~」といった感じでさっさと寝るようになりました。

すると気が付いたのです。
睡眠時間(7時間)は同じなのに、私にとって、22~23時の1時間と5~6時の1時間の価値がまるで違うことに。

同じ1時間なら朝のほうがお得じゃん!と実感してから、早寝早起きに抵抗がなくなりました。
私が感じているメリットは大きく分けて3つです。


メリット1:夜よりメンタル/体力ともに良好

・睡眠を経て回復しているから

7時間睡眠で、目も頭も身体もスッキリ。
寝る前の自由時間が少ないとスマホを見るタイミングもないので、寝付きも寝起きも非常に良く、睡眠の質の向上も実感しています。

二度寝とも無縁です。むしろ5時前に目は覚めていて、「今起きると早すぎるな……早く5時にならないかな……」と心待ちにしているほど。

・外が明るいから

幸せホルモンのセロトニンの分泌には日光が欠かせません。
冬なら5時はまだ暗いでしょうが、夜が明けてだんだんと明るくなる光景も神秘的で魅力がありますよね。
早朝は明るくて静かで、微かに鳥の声が聞こえてくるのが本当に落ち着きます。

・気分が前向きになるから

睡眠による回復と日光浴でも良い気分になりますが、そもそも早起きってそれだけで何か良いことをしている気になるんですよね。笑

自分を肯定できる要素は多いに越したことはありません。他人に早起きを押し付けたり、夜更かしを責めたりするのはいけないけど、「早起きして偉い!」と自分を褒める材料に使うのは良いと思っています。

メリット2:行動の選択肢が多い

朝ならブルーライトを気にする必要がないので、ゲームでも動画でも、こうしてPCでnoteを書くことにも罪悪感がありません。
外が明るいので、散歩するもよし、庭やベランダの植物の手入れをするもよし。
頭がスッキリしているので勉強するもよし。
もちろん、何もせずぼーっとしたり、本を読んだりとのんびり過ごすのもよし。
夜に比べるとやれることが格段に多いです。

メリット3:一日を通して余裕が持てる

早起きによって朝の時間に余裕が持てるのは言うまでもありませんが、私は一日を通して気持ちに余裕ができたと実感しています。

バタバタとしたところから一日が始まるとその日は調子が出ないし、落ち着いたスタートを切ればその後も気持ちに余裕が持てます。

体感時間も良い意味で長いです。休日なんてしょっちゅう、まだ昼前じゃん!とテンションが上がります。笑

マラソンのような長距離走で考えると分かりやすいでしょうか。
慌ててスタートを切って前半のペースを上げすぎては、後半がどんどんキツくなります。後のことを考えたペース配分で、落ち着いてスタートを切ることが大事なのは、生活においても同じでしょう。


デメリット:他人と生活リズムがズレる


何とかひねり出したデメリットがこれです。
個人的には全く気にならないのですが、人と話すのが大好きな方に朝型生活は向かないかもしれません。

・家族と顔を合わせる機会が減る

実家暮らしですが、平日はあまり家族と話しません。
タイミングによっては、家族の誰とも顔を合わせない日もあります。

ただ、私としてはデメリットとは思っていません。
仲は良いですが、私は一人が大好きだし、家族と価値観や趣味嗜好もあまり似ていないため、ずっと一緒に過ごすのはむしろストレスだからです。週末だけ話すくらいの距離感でちょうど良いと感じています。

・仕事終わりの寄り道がツラい

帰宅後はやることやったらすぐ寝る、という生活リズムのため、寄り道するとルーティンが崩れてしまうんですね。

削るとしたら朝の自由時間ですから、寝る時間を1時間後ろ倒しにするわけです。いつもなら寝ている時間に起きているから、眠くて仕方がない。

6月は仕事帰りによく映画館に行っていましたが、今はちょっとキツイですね。映画館行ったら寝ちゃいそう。

ただ、これも大きなデメリットではありません。週末であれば土日でリズムを戻せるので、意外と頑張って起きていられます。

先週末は同期と飲みに行きましたが、朝までカラオケでめちゃくちゃ眠かったです笑 でも意外と深夜テンションで何とかなりました。まあ、今は若さ故かもしれませんが……。

※ちなみに、超絶内向型人間なので、飲みやカラオケで楽しめたことに心底驚いています。この話はまた別で記事にしたい……。


さいごに:思い込みの罠


私は学生時代から、人とのコミュニケーションも、毎日同じ時間に起きて家を出て……というルーティンを繰り返すことも本当に苦手で、組織に属すことは絶対に向かない!と思いながら生きてきました。

在宅勤務でありますように……と祈りながら配属を聞いたら、出社メインのプロジェクトで、ツイてないなあと最初は落ち込んだり。笑

でも、自分が意外と朝型生活に向いていたと発見できたし、周りの人にも恵まれていて、今のところは出社も苦ではありません。

一番言いたいのは、朝型良いよ!!ということではなく、
思い込みは勿体ないということです。

「朝型なのに、夜型と思い込んでいる」「夜型なのに、無理に朝型になろうとしている」ことで、本来のパフォーマンスを発揮できないのは勿体ないです。
自分に合った生活リズムを送ることが一番大事。

長らく夜型だと思い込み、何度も朝型になろうとチャレンジしては挫折を繰り返した私が今、朝型生活を送れている。
それは、そうせざるを得なかった環境だったからということ、そして何より、朝型生活のメリットを身を以て体感したからです。

ちなみに、ネット上のクロノタイプ診断は本当に当てになりません笑
診断時の生活リズムと思い込みのオンパレードで結果が決まってしまうからです。むしろ思い込みを助長させることにもなりかねないのでおすすめしません。

一度思い込みをリセットして、実際に試してみないと分からないことは多いと思います。
言うは易し行うは難し、ですが……。

少しでも、朝型生活のメリットと、「夜型だと思ってたら全然違った~」という私の体験をお伝えできたなら幸いです。

いつもよりボリューミーな記事になってしまいました。
ではまた。

2024年7月15日 しろくま


P.S.
というか、通勤時間長いですね。笑
片道1時間半、往復3時間。
引っ越したいけど、都内の家賃高すぎる。
頑張ってお金貯めます。

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