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えをかくかくかく🎨

先月から絵(イラスト)を描き始めた。

とにかく時間を見つけては、
好きなように描きたいだけ
ひたすら描いている。

気がつくと、
4〜6時間ぐらい机にへばりついて描いている。

「絵を描くことが楽しい。」

こんな感覚になったのはすごく久しぶりだった。

どのくらい久しぶりかというと、
かれこれ十数年ぶりぐらいで、

こんなに熱中して絵を描いている自分に、
改めて驚いている。

記憶を遡れば、
幼稚園の頃にはすでに絵を描くのが好きで、
正直いつから絵を描くのが好きだったのか記憶にないぐらい、毎日のように絵を描いていた子供だった。

特に親が漫画が好きだったので、幼稚園の頃から、
漫画の絵やアニメの絵を真似して描いていた。

それがぷつりと、全く絵を描かなくなった。

それはたしか中学3年生の頃。

色んなことに感化されやすい年頃というのもあったのかと思うけれども、

理由として、

まず一つ目に「学校の国際交流事業の一貫で初めて海外に行ったこと」。

そこで世界の広さに驚き、
英語に興味を持ったこと、
いろんな国の文化に興味を持ったことで、
絵を描くことの優先順位が低くなった。

そして二つ目は、

「当時、漫画・アニメブーム?が到来し、
萌えやオタクという言葉が世間を蔓延し、
(私が通っていた中学校の空気感もあると思うが)絵を描いているとオタクと思われるような空気感に私自身が耐えられなくなったこと」

が、理由ではないかと、思っている。

(※オタクという言葉が嫌だったのは、
今思えば思春期の照れがあったのかなと思う。
今は全然気にならない)

その結果、
絵を楽しく描くことが減り、
他に夢中になれるものを見つけたことで、
絵を全く描かなくなった。

ずっと好きだったものが、
こんなに簡単に自分の手元から離れるとは思わなかった。

それから数年が経ち、
社会人になって2年ほど過ぎた後、
もう一度絵を始めようかなと思い、
絵画教室に一年間通った。

絵を描くことは変わらず楽しかったが、
昔と同じ熱量は戻ってこなかった。

しかし今年。

友人から誕生日にもらったゲーム🎮

(ジャックジャンヌ)がきっかけで、

石田スイ先生の絵の美しさに感動し、

「スイ先生みたいな美しい絵を描きたい!」
と思って、自分でも描き始めたらいつの間にか夢中になって絵を描いていた。

個人的には特に、
石田スイ先生の厚塗りのカラーイラストが好きで、
デジタルなのに、アナログに見える質感が本当にすごいです。

長年描けなかった絵が描けるようになって、
改めてきっかけはどこに落ちているかわからないなあと思いました。

ただ今は、また楽しく絵を描けるようになったことが本当に嬉しくて、絵を描く時間を楽しんでいます🎨

石田スイ先生にも、きっかけをくれた友人にも感謝しかない。本当にありがとう🙏✨

ジャックジャンヌのキャラクター、睦実介。
ゲーム内の数あるシナリオの中でも
一番睦実介ルートのシナリオが好き。
そして今のところ、一番書いていて楽しい。



社会人になって1年間しか通わなかった絵画教室。

決して絵を描くのが楽しくないからという理由で辞めたのではなく、
当時お世話になっていた大叔母が入院して家の都合で辞めたのだけど、

辞める時に先生から、

「絵はずっと友達だから、またいつでも戻ってこられるよ」

と言っていただいた。

その言葉から数年、
時間はかかったけれど、
また絵と仲良くなれそうです。

絵画教室に通っていた頃。
先生から勧められてパステル画を描いていた。
自分で選ぶモチーフは生き物が多かった。
始めて描いたパステル画。先生がモチーフに、
くまのぬいぐるみを選んでくれた。
先生に教わって毛を一本一本描いた記憶。



最近絵を描いていると、
改めて自分の画力のなさに落ち込むのだけど、
もっとデッサンを頑張ろうと、逆に目標ができた。

振り返ればこれまで絵を描かなかった時間は、
代わりに美術館に足を運んだり、映画を見たり、
色んな作品を見る時間が多かったように思えた。

そこで沢山の作家さんから、
「芸術は自由で、いつ始めても構わないんだ」と
いうメッセージを、無意識に受け取っていた気がする。

無駄な時間なんてないんだと思った。

私もワクワクする気持ちを忘れず、
「自分の好きなように、絵を描き続けたい🎨」
そう、強く思った。

「絵は、ずっと友達。」

きっとまた離れることがあっても、
何度だって仲良くなれる。


自分と絵との絆が、前よりも強くなった気がした。


※あとがき

タイトルの「えをかくかくかく」は、
エリック・カールさんの絵本のタイトルです。

「絵の中だったら、青い馬がいてもおかしくはない。」

芸術は自由でいいんだ、

ということを言っているようでとても好きな本です。






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