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寒卵一句(俳句ポスト)

寒卵呑んで佳き日のまた増えて  藤白月

兼題『寒卵』俳句ポスト並選

今回の兼題では二句投句した。もう一つの方は多分類想から抜け出すのにはいたらなかった。

◆「寒卵」の必然性とは?
今回の兼題の最も難しかった点は、「寒」の一字の必然性です。
正直なところ、ただの「卵」でいいんじゃないか……という句がもの凄く多かったのです。

俳句ポスト中級「寒卵」選者コメントより

落葉の記事でも述べたが、類想は上手く使えば共感を呼ぶ武器だ。

オリジナリティを上手く配合すること。とはいえ、それがひとりよがりではいけない。そこが難しい。

ちなみに、昔は類想と並選の違いがわからなかったが、今はなんとなくわかるようになってきた。続けていればどうにかなるもんだな。本居宣長の言うとおり。

詮(セン)ずるところ学問は、ただ年月長く倦(ウマ)ずおこたらずして、はげみつとむるぞ肝要にて、学びやうは、いかやうにてもよかるべく、さのみかゝはるまじきこと也

本居宣長『うひ山ぶみ』


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