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韻文(俳句・短歌・詩)

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俳句や短歌、詩、それに関するエッセイなど韻文に関わる記事。
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2024年6月の記事一覧

水捌けぬコートへ生徒黄雀風

季語 黄雀風(こうじゃくふう)仲夏 梅雨時に南東から吹く湿り気を帯びた風のことらしい。 一部梅雨明けも言われはじめたが、まだまだ雨が多い。 コートは雨が降ると大きな水たまりができてなかなか捌けていかない。 そんなときは、スポンジを持って人海戦術で水抜きをする。 しかし、やっと終わったと思うと、新たに雨が降る。 引退までの練習は、水抜きばかりだ。

線状降水帯って耳にするようになって久しいが、名付けたのが最近なだけなのか、昔からあったのか。ともかく爆発的な大雨が止まって悪さをするのは勘弁ですな。 冷酒や線状降水帯よ去ね(いね) 三段切れ?

梅雨晴れやしんこ団子を焼く匂ひ

みんみんちゃん、参加するよー 本県では、だいたい中学校の期末テストが先週から今週あたりにかけて行われる。 俺も先日作り終え、印刷を終わらせた。 あとは、明日からの期末テストを待つばかりである。 ご褒美に買った、醤油屋のしんこだんごがうまい。 …え、しんこだんごって変換で出ないと思ったら、こっちにしかないの?

春の一首

良い企画を発見。三羽烏ちゃんのこの企画、遅ればせながら参加しよっと。 こーいうのいいねえ。 俺も恋多き時代を思い出して一首詠むとするか。 俺の最も恋多き時代は大学時代である。ともかく、何もかもが魅力的で、初めてづくしの4年間だった。 誰も自分を知らない場所で、一から自分をブランディングできたのもよかった。 春といえば新歓コンパ。 みんながお互いに仲良くなりたいという意識でいるから、自分を包み隠さずいればすぐに友達になれた。可愛い子にほのかに淡い感情を抱いたりもして。

肉汁の爆ぜて蛍の二つ三つ

#らべあろ企画 に参加だよ。 ラベちゃんからのバトンを受け取った。指名してくれてありがとう! さて、肉である。 すっかり脂に弱くなってしまった俺は、最近こんな特盛の肉にお目にかかることはなかなかない。 若いうちにもっと高いステーキ肉を食っておくべきだったと後悔するが、今更嘆いても、サイコロステーキ一片で満足なのだから仕方がない。 そんな俺だが、そういえば、去年の夏同僚とキャンプ場でバーベキューをしたのを思い出した。 肉は食えずとも、仲間とともに過ごす時間は、格別な時

風光るからだいっぱい応援歌

本地区では今、中学校の総体が行われている。 三年生の引退がかかった大一番である。 応援の描写をしようといろいろひねくったがうまくいかずベタな句になった。