【「#アルプススタンドのはしの方」観て青春】
■遅ればせながら、年内に鑑賞できた本作。
いつの時代も高校生の青春には胸が熱くなる。
■高校演劇の戯曲である同タイトルの映画化。
夏の甲子園1回戦出場の母校の応援に来た高校生の男女4人(演劇部員、元野球部員、帰宅部)がアルプススタンドのはしで繰り広げる会話を中心に、試合の展開に合わせながら、
それぞれの想いや悩み、葛藤が変化していく。
■勉強・部活・恋愛において、悩みを抱えてながらも、「どうしようもない」と他人や環境のせいにして、冷めた態度をとっていた4人が、お互いの会話を通して、たとえ主役になれなくても、自分の頑張りが誰かの役に立つことに徐々に気付く。
野球部への応援と重ねながら、自分自身そしてお互いへの応援をしていく過程に胸が熱くなる。「人生は送りバント」
■また、今年のコロナウイルスの影響により、部活動や各種大会、学校イベントに十分に取り組むことができなかった学生たちの辛さを考えてしまうが、本作を観て、
「青春時代に打ち込んだことは決して無駄にはならない」とエールを送りたくなったオジサンの私。