名残惜しくもさらば花粉症
違いのわからない人になってしまった
鈍化と捉える?
それよりも努力が報われた?
わたしはスギとヒノキの花粉症になって、20数年経ちます。
今年は、いつもなら感じるスギ花粉からヒノキ花粉への移り変わりがわからなくなってしまいました。
今シーズンは全体的に花粉症の症状が軽く、改善傾向が見られていいのですが、例年はヒノキ花粉を感じることで花粉飛散の終わりがみえて明るい気持ちになっていたのに、今春は変化を感じず宙ぶらりん状態になっています。昨年までのわたしは、違いがわかる人なのよと内心ちょっとした特殊能力に対する嬉しさがあったのですが、その違いがわからなくなった今、なんだかわからない一抹の寂しさがあります。
スギ花粉が広く満遍なく攻撃してくるオールラウンダー的存在なら、ヒノキ花粉はところどころ嫌味を付けてくる曲者といった感じでしょうか。たぶん理解されませんね…
スギ花粉の飛散時期より気温は高くなっているはずなのに、ヒノキ花粉は鼻よりも目と頬に冷たくピリリと存在を主張してくる感じがしていました。
懐かしみつつ記録しておきます。
季節の移り変わりを、空気や風、草木や花などで感じることが楽しみであるように、ヒノキ花粉を感じることは、わたしにとって顔面は嫌がっていても辛抱の終わりが近いことを教えてくれるので、ある意味喜ばしいものにもなっていました。その点スギ花粉は春の暗黒期間がやってきたことを真っ先に告げる、未だに忌むべきものですけど。
来年こそは花粉に気がつかないように、花粉症が完全に治るように、これからも工夫していきたいです。
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