創作に関する過去記事まとめ

過去にPIXIV FANBOXに投稿した記事をまとめています。

創作の更新履歴、進捗

ほのぼの日常,子龍現界記更新中

2020年5月25日 15:06

本日は無邪気な子龍と強面の店主・八十竹のお話を更新。
『子龍現界記』は2019年1月より公開し始めたシリーズで、現在本にまとめるべく奮闘中。

ほのぼの日常ものを書きたいということで始まった本作品。
設定の段階では現代を舞台にしていたのだが、出来上がったものはファンタジー世界の日常である。

ファンタジー世界の日常ってなんだ。我々にとっての非日常である。非日常ではあるが、あの世界の者にとっては日常である。
いやしかし、子龍の存在も非日常である。龍族はだいたい眠りについてしまった静かな世界に、子龍がひょっこり顔を出し、街に居付く。非日常の存在である子龍が、さらに世界の隙間から、離れてしまった世界のものを引っ張り出す。もうどうなっているんだ。

それでも「なんだか見慣れないものが蠢いているなあ」と順応し対応する。
それは日常の中で起きるすこし不思議な事件だ。
そういう意味で、ほのぼの日常ものとしておきたい。

たくさん非日常と書いたら非常口に見えてきた。それはともかく。
子龍と八十竹の暮らしを楽しんで頂ければ幸いです。

どうして日常ものを書く方向になったんだったか。
少し前まで旅人のお話を書いていたため、方向を変えたくなったのだった。
それでもすこし不思議なお話というカテゴリで書いてしまう辺り、似た方向で落ち着いてしまったなあと。こういうお話が好みであり、書きたいものなのだと思う。
空想というか、荒唐無稽、夢の中のようなお話を好んで書くのは、自分にとって遊びの一環である。野原や海に行ったり、ゲーム世界を散策したり。景色や物に触れて遊びたいがための作業。
不思議なことが日常に転がっていて、それを見付けたときのときめきは忘れずにいたい。
そんなこんなでほのぼの日常ものの子龍現界記をよろしくお願いします。

子龍現界記まだまだ更新中

2020年6月10日 14:33
子龍現界記、5月に入ってからの更新はとても順調である。
子龍も八十竹も、それからお隣さんもよく動きよく事件を持ち込んでくれるので、何かしら起こっている。一年とちょっとの間に、だいぶ彼らの様子を掴めたらしい。

ノリに乗って文字数が3万字に増えていた。2万字で本にしようという目標が遥か後方に見える。
~1000字程度のお話が自分としては読みやすいので、小さなお話をたくさん詰め込むように作りたいのだが、ここ最近は2000字くらいに膨れる。それはそれで良い事にしておきたい。でもやっぱり500~1000字くらいのお話にしたい。好きだから!

本日更新分の『廃れていくものを』で自分の中ではなんとなく一区切りついた気になっている。本にまとめるにあたってのエピローグを作ればもしや本になるのではという気がしている。ここ二カ月、毎回「次こそはエピローグを書く」と言って取り掛かっているため二ヶ月目の正直にしたい。(アテにならない)
一冊の本として世界が纏まった箱庭のようなものを作りたいので頑張る。

全て書ききってもう何も出ないようなところで本にするのも良いのだが、日常ものゆえ着地点というものを作りたくない。お話が終わって、本を閉じても、彼らのお話がずっと続いていくんだと思えるようなものが良い。
本になっても、子龍現界記まだまだ続くのだ。星の果てまで。それが子龍たちのお話なのだ。

先日「なぜ本にするか」を自分用に書いていた。
それに加え、子龍現界記を本にしたいという動機はもう一つあって、「しあわせのみつば」を本にするためにとにかく文字入稿に慣れてレイアウトを間違いなく組めるようになるために薄めの本を作って研究してみようということで始まったのだった。
本を作るための文章が無い段階で、物語を書くところから始まったものだから、ここだけ見ると長くかかったなあとため息が出る。目的の「みつば」の本を作るのはいつになるのだろう。いつになっても作りたい気持ちは消えないので、とにかく手を動かすしかないのである。がんばれ私。

印刷屋さんに初めて入稿したのが2019年3月で、2万字程度の40ページに満たない本だったが、自分ではたいへん気に入っており、やっぱり本はいいなあなどと幸せに浸っている。着手から入稿まで五ヶ月ほどで完成したので、情熱があれば本になると自信を持った一冊でもある。
本の形が見えてきたではないか。がんばれ私。

漂流する天使譚、編纂中①,②

2020年5月9日


漂流する天使譚の話。
企画としては一言の噂話から壮大なお話、絵などなど、様々な表現での参加が可能です。
主催の私もどちらかと言うと絵の方が得意なので絵を描けば良いのですが、なぜだったか140字以内に収まるお話に限定して書いていました。確か何らかの理由があってそうしていたのですが、すっかり理由を忘れてしまった。
作品としてではなく、ツイッターのタイムラインに紛れ込む日常として位置付けるとか、そういう目的があったような気がしないでもない。
真意は過去の私のみぞ知るという状態になってしまいましたが、「日常に天使を発見した人々の世間話」ということでおおよそ当たっていることでしょう。ね、私よ。

天使譚が増えてきたので本に纏めようかなと思っておりまして、今一度主軸の見直しをしています。
本にするには内容が漠然とし過ぎています。なにしろ噂話ですものね。尾ひれがついたり、語り手の空想や感情が混ざったりするものです。とりとめのないお話の群れも、一本の柱を通すと本としての纏まりが良くなりそうなので、柱を探しているのです。

挿絵を入れてみようかだとかも考えているのですが、そこで「なぜ140字に収まる文章で投稿する」という条件で続けてきたのかを考え直してみたのでした。また、ツイッターという場所であるから成立する形に頼っていることも本にするに当たって壁となります。どう折り合いをつけて本に落としこむのかも考えなくてはなりません。取るに足らない、消えていく日常を本にするのです。なんでもないお話だけれど、楽しめるようなようなものにしたいです。


今日は大まかな形が決まったところまでです。これから文章を書き足したり、お話の掲載順序を決めていきます。

連休中に入稿までやってやるぜと意気込んでいたのですが、行きませんでした。当初絵とお話の本にしようかなと思って挿絵を何枚か描いていたのですが、挿絵を使うかどうかは未定です。
挿絵を使った本にするならば、もっと絵本寄りにしたいという気持ちもあり、それはそれで新たに構想し直して形にするかもしれません。未定です。

連休は約一週間ありましたが、それで原稿がどこまで進んだかって、元からあったテキストをワードに流しこんだところまでで、事実上全く進んでいないというやつです。今日になってやっと文章の修正だとか、大まかな形を決めたとか、そういうところです。そして文字数が足りないのでいっぱい書き下ろさないといけないというやつです。
連休何してたんですかって?刀剣乱舞ミュージカルの配信を見て、内容にハートを持って行かれて、毎日20時の配信時間までしんどくて日中寝転がっていたり、考察を読みあさってみたり、原典をかじってみたりしていましたよね。配信終了のロスが回復した頃には、連休が残り二日になっていました。
久しぶりに何かにハマると大変な目に合うんだなということを思い出しました。

元々舞台が好きというか、お芝居を見ると熱くなってしまうんですね。お芝居好きが心の中のどこかに潜んでいて、水をかけると膨らむんです。お芝居の雰囲気みたいなものが好きなんだろうな。登場人物がスポットライトを浴びて物語を紡いでいく姿が良いのです。配信前半5日ほどは見られなかったので、あとで個別に見るつもりです。

天使譚、編纂停滞中

2020年5月25日 15:21

『漂流する天使譚』の方も本にまとめるつもりで、こちらは『子龍現界記』よりも先に編集作業をしていたのですが、最適な形で本にするにはどうしようかと考え中である。
だいたい140字でまとめたお話はそれぞれ独立しており、「天使の噂が日常の中に飛び交う」というていで書くには、ツイッターという様々な人のお話が飛び交う場所での公開がコンセプトと合致していた。
これを一冊にまとめると、「噂話を集めた本」となり、ちょっとまとまりの無い本になる。まとまりを出すために
・絵本
・詩集
・掌編とSSを組み合わせる
など、イメージする形が私の中で乱闘しているため、決着がつくまで考える。これは幾らでも展開が可能ということでもあるので、天使譚はこれからも続けていき、可能性を模索しながら展開していきたい。

挿絵の入った本だとかはずっと作りたいと憧れを抱いているし、詩集の手に取ったときの幸福感はなんとも言えないから自分用に作りたいし、まあとにかく本という形にするのが好きなんだなあ。
天使譚についての記事は別所にまとめているので、あとでこちらに持って来るかなど考えておく。

製本のための作業記録

表紙作成中

2020年7月7日 17:30

表紙絵を描いたは良いものの、中身に対してなんだか渋い表紙である。スッキリ決まらないときは差し替えるに限る。
表4(先日ツイッターに出した絵)を表に持って来ることも考えたが、「街の俯瞰」という表紙イメージからは離れてしまうため裏に戻した。子龍が見る広々とした景色や街を描くというテーマは合っていると思うので、今の方向で描き直すことにする。

ついでにロゴも作ってみようかなどと目論んでいるが、早く入稿したい気持ちとせめぎ合っている。こういうときに締め切りがあれば火事場の馬鹿力が出たりする。追い詰められるまで何もしないというのもなんだかだけれど。
ピンとくるものが出来るまでもう少し時間をかけようと思う。

中身の方も、本として纏まりが出るようなお話を追加してみたりして(例によって公開済)ちょこちょこ手入れしながら、少しずつ進んでいる。5月には出すつもりだったのだが、なんとも時間がかかること。本作りは大変だなあ。でも自分の本が出来ると嬉しいので、作業自体は苦ではないのだ。
何冊か作って、いつかイベントに参加したいなと思っている。

印刷所

2020年7月7日 17:46
印刷をどこにお願いしようか悩んでいた。
『灯りの川で待ち合わせ』でお願いして印刷所ではたいへん良い具合に作って頂けたので今回も同じ会社にお願いしようと思っていたが、別の印刷所を試してみたい気持ちもあり、サイトを回っていたのだった。
『しあわせのみつば』はページ数が多くなることから、厚手の本が得意そうだったり、装丁の幅が広い印刷所を今のうちに探すのも良かろうと思ってのことである。

色々と探して候補を絞ったが、一回りして前回の印刷所のサイトに戻るとフルカラーイラスト集を出すのに良さそうなフェアをやっていることに気付く。なんだと……!いつかは出したいと思っていたけれど値段を見ては挫けていたフルカラーイラスト本が、今だけ手の届くお値段で製作出来る。あちこち回った末に元の印刷所に戻る気持ちがほぼ固まったのであった。

私へ。今回は頼んでみたい印刷所一覧を記録しておいたので、次に困ったらノートを見てください。

子龍現界記、表紙とタイトルロゴ作り

2020年9月10日 15:19

前回までの子龍現界記進捗を見てみたら、表紙は作ったが渋すぎてこれじゃない、と言ったところで止まっていた。
そのあと、こちらでは報告していなかったが表紙絵を再作成し、タイトルロゴも作っていたため先に記しておく。

「子龍が遊ぶ街を俯瞰する」というテーマで表紙を作っていたわけだが、街の要素がどこかに行った。(エエ~! と私の中のオーディエンスが驚いている。)代わりに子龍の愉快な視点を映した一枚になり、当初の目標とは異なるものの本の内容に合っていると判断した。
作ろうと思ったものとは全く違う物が出来上がるというのは私の中ではよくあることだ。下書きが出来上がって、さて清書するだけだという段階で何かが起きて、下書きと全く違う物になる。
自分だけの作業であれば、脳内会議にかけるとガバガバな脳内の役員たちが「イイネエ!」とさっさと判を押してくれるので秒で方向転換が可能である。祟りを受けしこの荒ぶる手が何を描くか分からないと一人黙々とシシに乗って旅を続けているわけだが、これが私が大きな声で依頼絵を募集出来ない要因でもある。依頼についてはひとつ前の記事で話題にしたが、やってみたい半面予定と違う物が出来上がってしまう可能性があるため約束が出来ないという部分がある。これについてはまめな方向の調整をしてどうしてこうなったを防ぐ方法を採用している。(今回のご依頼に関しても、細かくやり取りをさせて貰い描き上げるに至った。)
進捗を気にかけてくれる方や、何が出来上がっても驚かない方、あるいはあえて驚きたい方などはおすすめです。

話が逸れた。
激しく方向転換した子龍現界記の表紙絵も、このようにして脳内役員からGOが出たのである。作りたいものに近付ける力をつけていきたい。

続いてロゴの話。
ゲームのタイトルロゴはいつもゲームの世界に我々を連れていってくれる。
たくさんのロゴの中でもやっぱり好きなのがゲームのタイトルロゴである。壮大な旅路を予感させるタイトル画面にどれほど見入っていただろう。スタートボタンを押す前にいつも我々を迎えてくれる堂々とした文字は、物語を見た後であれば旅路を思い返すスイッチにもなる。暗闇の中から浮かび上がるロゴ、プロローグの中でどーんと表示されるロゴ、タイトルイラストの中でたまにキラリンと輝くロゴ……憧れである。
ゲームで育った私だから、やっぱりかっこいいロゴを作ってみたくなる。憧れを胸に、いつかは文字の装飾をするのだとイメージを膨らませていたわけである。
イメージするだけでなかなか形にならなかったのは、デザイン方面は全く触って来なかったため何をどう手を付けたら良いのか分からない状態からのスタートだったためで、暗闇に一歩踏み出すには勇気だとか、一歩先に地面が本当にあるのかを見極める力だとかが必要で、どうしようどうしようと暗闇の中動けなかった。
その背中を押した(※先に地面の有る無しに関わらず)のは、先の記事で触れた仕事先用に出す絵だったのでした。簡単な文字の装飾を一晩で仕上げて持って行く必要があって、火事場の馬鹿力で仕上げて持って行くこととなった。
こうして文字を伸ばしたり跳ねさせたり色をつけたりする世界に蹴飛ばされて落ちた私は、ハイな状態で子龍現界記のロゴを作るに至ったということです。

ひとまず明朝で行儀良く、から始まり、子龍現界記の字面に合うフォントを探す。
フォントも色々あるもので、イメージに合うものを探すのに苦労した。散々探して、いつも使っているフォントを置いたら馴染んだ時には盛大にこけた。

フォントが決まったら字をいじっていくのだが、さてとうに整った文字やフォントというやつをどうして私がカスタムできるものだろうか。ここでも一苦労した。あれこれスケッチを描いていた記憶がある。凝ったわりに納得出来ず、元の文字を触って遊んでいたら、たまたま(なのかスケッチの甲斐あってか)子龍が寝転がって落書きしたような文字になり、かわいらしかったため決定となった。
ロゴとしては地味で、壮大な冒険は始りそうにないのだが、街や箪笥の隙間から隠れたトカゲや取り残された物を引っ張り出す子龍の姿が表現されたものとなり気に入っている。

今日はこれから、完成した絵とロゴを合体させて表紙にするという作業の予定である。作業前に少し作業日誌を書こうとして二本も書いて、夕方になってしまった。作業を始める前の少しが長いのはいつものことだが、さすがに呆れてしまう。文字にしてすっかり満足したのだが、そろそろ作業に入るとしよう。

ロゴのトレース

2020年9月10日 20:07

フリーハンドで作ったロゴの解像度が荒かった気がして、ロゴの清書をすることにした。
デジタルトレースなど何年ぶりだろう。仕事で使っていたトレースソフトを懐かしみながら使いやすいトレースソフトを探していたのだが、どうもしっくりこないねえ。
最近iPadで作業する選択肢が増えたため、アプリを探してみた。ベクター線で描けるアプリを色々試したが、どうも上手くいかないと不貞寝。これは練度の問題もあり、レビューなどを見るに上手く使えば千人力なのだろうけれど、なんだかそこまで頑張る気になれない。
affinity designerが求める雰囲気に最も近く試してみたいところだが、それほど作業頻度が高くないことから購入に足踏み。

結局PCに戻る。現環境として骨董品のイラレがいにしえのPCにインストールされているため、ある程度使い慣れたイラレで線引きすることに。
使い慣れていたのは10年前の話で、今は使い方をすっかり忘れており、おかしいなあと検索をかけながらの作業となった。
イメージした線を引けるようになるまでさらにもう一度不貞寝する。

すぐに終わると思われたトレース作業が難航し、今日はここまで。
次回こそは表紙を作成したい。


表紙(仮)

2020年9月14日 22:04

拙宅のスキャナーが8月にお亡くなりになって後続が決まらないままですが、作業が進まないのも困るのでスキャナーをお借りして作業を進めました。印刷しながら進めたい部分もあるのでやっぱり複合機を買おう。

仮表紙が出来ました。少し置いてこれで良ければGOかな。文字はもうすこしかっこよく入れたいがアイディアが浮かばなければこのままです。文字の色をカラフルにして遊ぶかもしれない。
表4の色も変えるかもしれない。
私よ、作者名を入れ忘れています。次回作業時入れてください。

子龍現界記作業終了、今後の作業予定

2020年9月27日 19:57

子龍現界記について。
脱稿しました!無事入稿が済んだので、届くのを待つのみです。時期なのかこのご時世だからか手元に届くまで三週間ほどで、問題なければ10月半ばには届きます。早い。なんてこった。

表紙については出来たのが嬉しくてツイッターとマストドンで見てみてをしていたので、こちらには載せなくても良いかなと割愛です。

脱稿だ、と二、三度言った気がします。
最終チェック時点で懲りもせず修正をかけたり、原稿の不備を見つけたり、挿絵を追加してみたくなったり、最終稿としてのPDFを何度書き出したことでしょう。これで終わりと言いつつ直したがるのです。その最後のちょっとで大きく変えた部分もあり、本当の最後の段階で印刷をしてチェックしなかったため、今日はデータがきちんとしたものになっているのか猛烈に不安になったりしていたのでした。
どこまでもドタバタでした。本を作るのは大変だなあ。
そわそわしながら到着を待つしかないのです。

さて、今後の予定です。
挿絵の入れ方を覚えたため、漂流する天使譚については挿絵を書いて絵本風にしていく予定です。一つ作ってみるとハードルが下がるものですね。挿絵を描かなければいけないためすぐの発行は無理そうです。

ところでこれまでお願いしていた印刷所さんでフルカラー本のフェアが開催されています。そうだ、フルカラー本を作ろう。
夏のイラスト集となる予定です。夏が過ぎてから夏のイラスト集。良いのです。夏は最中にいると辛いものですが、思い出すときらきらと輝いているものです。

備忘録

どうして本になるのか

2020年5月25日 15:17

ツイッターでもちらりと書きましたが、これは改めて自分用にまとめておこう。
絵を載せた本を作りたいと思っているわりに文字の本が出る話。

私はなぜ絵描き方面の人間であるのに文字の本ばかり出そうとするのか。
とりあえずカラー本を作れる分の絵が溜まっていることは確認したが、なんとカラー本を出す予算が無い(予算!)
モノクロ絵を描いて本にしようとするも、挑む度に挫折する上に毎回原稿がどこかに行く。呪われている。
部屋を探せばモノクロ原稿もわさわさ出てきて何かになるかもしれない。時空の狭間に紛れこんでしまって二度と出て来ないかもしれない。
その点お話は全てデジタルデータで管理しているので入稿しやすい。そして手元にアナログ原稿が無いため、アナログに落としておきたくて本にする。つまり自分の需要だ。自分の需要だった! 私よ、安心して本を作りなさい。


自創作の設定資料集が欲しいと日頃思っているのだが、イメージした世界を文字に起こすことは、自分の中で設定資料を作ることと同じカテゴリーに入っているのだという声が最近天から降ってきた。
たとえば街の景色や街道からの景色、人は寄りつかないけれど存在する地、生えている草花だとか、そこで起こる現象だとか。文字でまとめ、世界を形作っていくということは楽しいのである。

前に何度かイラスト集を頒布したことはあって、小部数なりにきちんと全て誰かの手元に渡ったので、それはとても嬉しかったです。ありがとう。
また気合が入ったらイラスト本も出します。

創作することは覚えておくこと

2020年6月10日 17:16

fanbox、pixivと連動していることもあって使いやすいなという印象ではある。進捗をひっそり綴る場所として良いかもしれない。隠れ家感がある。
はてなブログ、エムブロ他色々試しているが、しっくりこなかったり広告が気になったりするものでどうもこうも。しばらくブログサービスを転々とすることになりそうだ。

進捗を書くようなマメな人間ではなく、行き当たりばったりでやって来ているし、正直綴ったことを振りかえり考えを深めたりするだろうか。否。自分を疑うまでもなくやらない事が分かりきっていて、これはもう姿勢を改めるとかそういう次元の話ではない。我はここにありというやつだ。どういうことだ。

それでも何か書き残しておかなくてはいけないと危機感を持って綴っているのは、あれですね、忘れっぽくなっているからです。どうして本を作ろうとしているのかとか、創作設定を練りながら考えていたこととか、由来などは2、3年経つと忘れてしまって、目的が不明なまま動き続けるゾンビになってしまうからで、自分の姿勢としては変わらないんだけれども、老いを埋めるための足掻きということです。なのでこれは自分に宛てたメモだ。きっと他から見たら「創作について色々と考えている」ように見えるはずだ。見えるだろうか。さっぱりわからん。でもいい。そういうことにして書いていくのだ。
「昔のことで、目的はとうに忘れてしまったけれど、動き続けている」とだけ書くと、SFの人類滅亡後のロボットみたいでいいですね。私という存在は常に消えて次には何者かになってしまうのですね。

「創作することは覚えておくこと」と自分では思っておりまして、忘れたくない景色だとか、子供の頃の目線だとか、そういったものをふと思い出したときの視界が明るくなるような感覚だとか、風や花の様子だとか、全部置いておきたいんですね。忘れちゃうわけだけれど。忘れるからこそもう体感出来ないんだけれども。身軽に生きたいんだけれど、気付くといっぱい持って歩いていますね。そういうことなんでしょうね。

脱線続きで何を書こうとしていたのか忘れた。そういうことだ。
いや、ここの使い勝手について書こうと思っていたに違いない。
しばらくは使ってみようかなと思っている、という話だったのだろう。

ブログだけでなく自サイトなども、自分であれこれ組めたら良いのだが、未だに機械関係への苦手意識が強い。それで入稿にもハードルを感じるわけだが、ここ最近は世の中が優しくなってPCでデータを用意するにも様々な手助けがある。おかげさまで出来ることが広がっていて、世の人々に感謝である。
人類に取り残されないロボットにならねば。

お気に入りの物語となりましたら、ご支援もお待ちしています。 みなさまのよいしょはおいしいお茶や画材に変えて活用されております。ごちそうさま!