「あり金は全部使え」で考えたこと

「あり金は全部使え 貯めるバカほど貧しくなる/堀江貴文」を読みました。

読みながら、気になる箇所にポストイットをつけました。その部分を引用します。

今後、投資すべきところは、遊びだ。
テクノロジーの進化によって、すべての人に膨大な余暇が生じ、遊びが人生の中心になる時代は、遠くないうちに実現する。
 遊びを知らなかったり、遊びの種類が少ない人は、貧困層と同じような苦しい人生を強いられるのではないだろうか。
親への愛を否定する否定するつもりはない。しかし、実の親は、チャンスを得るための有用なアドバイスを得る相手としては、まったく信用できないと、認識してほしい。大人になったら、なるべく距離を置き、やりたいことをやろう。
「悩める現代人」の原因の多くは、プライドにある。
捨てられないプライドが邪魔して、本来のパフォーマンスや成果を得られなくなっている。「甘えたりしたら、嫌がられる」と思いこむのも、プライドだ。ほとんどの他人にとって、あなたは、好き嫌いの対象ですらない。
僕の行動原理はシンプルだ。
楽しみが減る選択はしない。
ときに非合理的でも、とにかく楽しいと感じた道を行く。
目標設定は、自分の限界を勝手に決める行為だ。

読みながら、こんなことを感じました。

これといった趣味がなくて、何かに夢中になりたいと願っている私。遊びがない人生は、どんどん辛くなると思う。

私の両親の口癖は、「死ぬ気でやれば、なんでもできる」「我慢がたりない」だった。これに納得できなくて、まったくアドバイスを聞かずに生きてきたように思う。今も、アドバイスを求めることはない。親は、ただそこにいてくれるだけで、ありがたい。帰る場所があると思わせてくれるだけで、感謝だ。

傷つきたくなくて、プライドばかり増やしてきた。手放せるようになったのは、ここ数年だ。確かに「悩み」が減って、「考える」ことが増えた。

「楽しい」は、『難しい・苦しい』も含んで感じることだ。楽な生き方ではない。「楽しみが減る選択をしない」とは、とてもやりがいのある生き方だと思う。

あり金を全部使うことはないけれど、使うべきことに使える勇気は持ちたい。



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