あの羊は泣いているんだ
2022年3月3日
乃木坂46公式サイトより、画面のスクリーンショット。
頑張って戻ってきてほしい。
もうこれで「手打ち」でいい。これが正解かどうかはわからない。
職場で部下や後輩を持つようになってわかったけれど、一点の曇りもない優等生よりも、あっちにぶつかりこっちにぶつかり、色々抱えながら生きてきた人間の方が、なぜか愛おしさを感じる。人間臭くてリアルなのだ。何か、他の人にはない「ひだ」のようなものが垣間見えることがあるのだ。この子は、磨けば光るのではないかと思わせるのだ。
乃木坂の運営事務所が、今回の件で何かを間違っていたのだとすれば、それは世の中の不寛容さを見誤っていたことだと思う。
ただ、寛容さが失われたわけではない。
テレビをつけると、お笑い芸人が高らかに笑っていた。心から楽しそうに。
笑い飛ばしているようにも見えた。世の中のなんだかよくわからないモヤモヤを。
チャップリンは、映画「独裁者」でヒトラーを笑い飛ばした。最高の批判は、怒りをあらわにすることではなく、笑い飛ばしてやることだと言って。
いつか、笑える日が来ればいいと思う。
必ず、必ず、立ち直れる。
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